「角度」で筋トレの効きをアップ&バリエーションを増やす!
筋肉の発達に重要な「刺激の変化」ですが、トレーニング種目を変えたり重量やインターバルを増減してみたりといろいろなやり方があります。
今回は「角度」に注目し、この角度をつけることで筋肉への刺激を変える方法について解説していきます。
プッシュアップで目線を変えてみると…
ちょっとしたことで効きの変化を実感できる方法があります。
それは、プッシュアップ(腕立て伏せ)をする際に目線を変えるだけというものです。
プッシュアップでは、うつ伏せの状態から頭を上げてまっすぐ前を見た状態で体を上下させるのが一般的でしょう。
ここで、目線を真下に向けてみてください。
床を見ながらプッシュアップすると、体を上下する範囲が広がったと感じないでしょうか?
これは、背骨を中心に骨格が連動していることから起こります。
うつ伏せの状態から頭を上げて視線を前に向けると、胸を張る姿勢になります。
その結果、可動範囲が制限され体を深く下ろせなくなります。
一方、床を見た状態でプッシュアップした場合、頭からかかとまでほぼ一直線になり胸部の突出が解消されます。
そのため、可動範囲が広がるというわけです。
ぜひこの変化を実感してみてください。
上半身の角度を変えて負荷を上げる
上半身の角度を変えることで重心を移動させ、負荷を上げることができます。
例えば、ランジやブルガリアンスクワットのような下半身を鍛える種目で変化を感じやすいでしょう。
上半身を少しだけ前傾させて行ってみてください。
同じフォームや回数でも、太もも前部にかかる負荷が上がっていることが実感できるはずです。
ランジやブルガリアンスクワットは、ダイエッターをはじめ美脚・美尻を手に入れたいと思っている多くの人が取り入れていますが、シンプルな分マンネリ化しやすい種目と言えます。
それを解消するため、1トレーニング種目でも複数のバリエーションを持つと効率的に鍛えることができるでしょう。
つま先の角度を変えて効かせる部位を変える
スクワットの際につま先の角度を変えることで、太ももの内側にある内転筋に効かせることができます。
足を広めに開き、つま先を外側に向けた状態で体を上下させます。
太ももの内側は通常のスクワットやランジなどでは負荷が入りにくい部位です。
また、日常生活でも使われる頻度が低いため、脂肪やセルライトがつきやすい厄介な部分でもあります。
そのため、内転筋を効果的に鍛えることはレッグラインを整える土台としておすすめです。
最後に…
少し角度を変えただけでも、負荷を上げたり効かせられる部位を変えたりできます。
普段のトレーニングの中で「少し違った角度でやってみようかな」というものがあれば、積極的に導入してトレーニングのバリエーションを増やしてみてください。
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