山野 靖博(ぷりっつさん)
俳優の山野靖博です! お役立ち情報やどこでも聞けないマル秘話は書いてありません。 日々僕が考えていることのなかで、 少し発展的なことや、まだ結論に至らないこと、 あるいはもう少し気軽な生活のあれこれなど 他のSNSに載せる手前の事柄を書いています。 月3〜4回ほどの更新です! パトロンに、なってください!!!!
俳優で歌手の山野靖博が、歌や音楽について考えて書いた記事をまとめてあります。無料です。
僕が書いた詩や戯曲をまとめました。
山野が稽古期間中や本番中、しっかりとした分量の文章を書けないぐらい余裕がないときに、「それでも文章でアウトプットしたい」という欲求を満たすための日記。基本、短文か箇条書き。
俳優であり歌手である山野靖博が、芝居について考えて書いた記事をまとめてあるマガジンです。
はじめまして。 僕の note を読んでくださってありがとうございます。 「山野靖博」という人間に1ミリでも興味を持ってくださったあなたに向けて、自己紹介のかわりにこの記事を書いてみたいと思います。 だいたい全部で9000文字ぐらい。 気になったところだけ飛ばし読みしていただいてもOKです! 下が、この記事の目次です。 1、どんなことをしているのか 僕は「好きなことをして、楽しく生きていきたい」という思いを、とても強く持っています。 どんなシチュエーションでそ
こんにちは!山野です! 東京は日比谷の日生劇場で9/9に初日を迎えたミュージカル『ラグタイム』は、2週目に入ります。 連日たくさんのご来場にとても嬉しい気持ちなのと、さまざまな方面から「圧倒された」などの好意的な感想が聞こえてきてこれもまた喜ばしく思います。 台本的にも音楽的にも、また演出や振り付け的にもさまざまな読み解きが可能な作品なので、ご覧になったみなさまもそれぞれに異なった心の動きで受け止めてくださったと思います。 僕自身は俳優という仕事をしつつも、高校大学か
山野です!こんにちは! 本日9/9は、ミュージカル『ラグタイム』の日本初演でございます。 昨日1回目のゲネプロ(本番仕様の通し稽古、ゲネラル・プローべの略。ちなみにドイツ語)を終えまして、今日このあと2回目のゲネプロ。そして夜に初日、でございます。 昨日のゲネプロを受けまして各メディアさんが記事も出してくださってます。 初日前の劇場の雰囲気というのは特別なものです。特に初演作品だと、誰も完成形を知らずに劇場入りしますので、日々の仕事は自ずと刺激的なものになります。
こんにちは!山野です! 9月に入りまして、出演するミュージカル『ラグタイム』の初日が近づいてきました。 20世紀初頭のアメリカを舞台にしており、白人/黒人/ユダヤ人という3つの人種の交流と衝突を描いているため、それぞれの特徴をイメージさせるような衣装がふんだんに登場します。 しかし、単なる豪華絢爛なコスチューム・プレイというよりは、きちんと現代劇としての強度もあり、にも関わらず音楽や話の展開としてのエンタメ性もあり、本当にバケモノ級の素晴らしい作品です。 ピアノ付き通
マガジン限定
こんにちは!山野です! とても当たり前のことなんですが、僕らの前には「可能性」はいつでも開かれているんですよね。 もちろん、その人の生活が社会のどの階層に属するかによっては「いやいや、そんなことないから!」という状況もあります。 たとえば僕が急に「ドイツの森の中の古城を買いたい」と思っても、それってほぼ不可能というか。あるいは「アメリカ大統領になりたい」と思ってもかなり実現の可能性は低いです。 でもどちらも絶対に無理ではないし、それを明日実現しようというのは限りなく不
こんにちは!山野です! 演劇人の端くれとして、目の前にある戯曲や台本をどう読み解くかというのは永遠の課題というか、僕としても職業的宿命として日々取り組んでいる最中であります。 演劇人という言い方は少し気恥ずかしいので、職業俳優ぐらいがちょうどいいかなーとも思いますが、いずれにせよ「演劇」というものが自分の人生における重要な支柱のひとつというのは間違いないです。 東西さまざまな指南書で「演劇の台本とはこう読み解くのだ」ということは書かれていまして、また、いろんな演出家のワ
こんにちは!山野です! いま僕は日本初演のミュージカルの稽古に参加しています。初演なので舞台上でどのように動くのか、どんな踊りなのかといったことはみんなでゼロから作っていくんですね。 この作業が僕は大好きで、本当に毎日楽しみながら一瞬一瞬を過ごしています。 ところで、ミュージカルに限らず芸術の分野ではさいきん「正解はないんだから!」というようなフレーズがずいぶんと市民権を得てきたなと感じます。 アート思考とかの流行にも影響されていると思うんですけど、たとえば美術館で絵
みなさん薄々勘付いているとは思います。 つまり「今年の山野は忙しい」と。
こんにちは! 先日こんなツイートをしてたので、それについて書いてみます。 この話題の発端は声優の緒方恵美さんのTweetです。 緒方さんは、声優の演技として『青い空、白い雲』という文章が与えられたら、脳裏に「どのような空に、どのような雲が」という光景をありありと思い浮かべてから口にするようにしていると。 しかし(仕事の現場なのか指導の場なのかはわかりませんが)「最近の子はただ読むだけ」で、「想像してというとポカーンとしちゃう」という経験をされたみたい。 それを踏まえ
文章を読むのが好きな僕。上には上がいるので重度の、とまではいきませんが、軽度の活字中毒であるのはたしかです。 画像や動画主体のSNSよりもテキストが中心のTwitterやnoteに親和性があるのもそういうことかと思ってます。 そんな僕にとってパソコンやインターネットは夢の技術で、小学校中学年くらいからインターネットとはズブズブの関係。たくさんの知識を(良いものも悪いものも含めて)そこから得てきました。 ひと昔前と違うのは、ある程度コンピュータの知識がなければ利用できなか
なんで蒸し暑いんだ!東京!
課題を外から提示してもらえることは、本当にありがたいことだなぁと最近つくづく思います。 僕は焼き物が好きで、器屋さんや展示会に行くだけでなく、時たま作家さん自身に会いにいったりもするんですけど。そうするとみなさんそれぞれに、自分の作品のことについてお話をしてくれます。 そうやって話していくと、どうして今のアウトプットに辿り着いたのかとか、これからどんなふうに作品をつくっていきたいのかを話してくださることがあるんだけど、そういう時に 「作家さんというのは、自分で自分の課題
ミュージカル「DEVIL」の初日が近づいてきましたー!
このあいだ、今井俊介さんという美術家の展示に行きました。 ストライプやドットといった幾何学的なモチーフを、原色や蛍光色の色彩で、キャンパスのなかにコラージュ的に描くというスタイルの作家さんです。 作品自体も面白かったのですが、会場で流されているインタビューが興味深かったのでそれについて書きます。 インタビュー動画の中で今井さんが というようなことをおっしゃったシーンがあって。 どういうことかというと、ストライプといったモチーフに出会って、絵のスタイルがいまの形にたど
こんにちは、山野靖博です! 7/3に開催するライブの告知から一晩が経ち、続々とご予約のご連絡をいただいております、ありがとうございます! 以前から「ライブやろうねー」と話していたけれどなかなか実現しなかった湊陽奈さんとの企画。スケジュールならなんやらのタイミングがあって、ようやく開催に漕ぎ着けそうです。 さて、今回の会場は「蛙たち」さんという「銀座」の「シャンソニエ」なのですが、 と感じてらっしゃる方もいることでしょう。 そもそも「シャンソニエ」ってなんなのよ!聞き
子どもの頃の経験が大人になってからの行動や考え方に影響を与えるということは、ありますよね。確実に。 僕たちはそれぞれの育った環境、出会った人、体験した出来事によって世界の見方を決定させられます。 それが喜ばしい傾向を生み出すこともあれば、生きづらさや苦しさを生み出す場合もあります。または、ある場面では自分の世界の見方がポジティブに働くこともあれば、違う場面だと大変な事態を引き起こすきっかけになったりもします。 いずれにせよ、人間はそれぞれに違った立場から世界を見ているの