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かご編みに使える身近な素材の採取と観察🌿6月のかご編みワークショップのご報告

ここ青梅賢治の農楽校では、年度初めの4月を除いて、毎月第一日曜日にかご編みワークショップを行っています。今月は、6月2日に行われました。

この日は雨。植物にとっては嬉しい雨でも、山を登ってくる参加者の方々には、足元が悪くなるやっかいな雨です。それでも欠席者は、雨とは関係ない理由でお一人だけ。なんてみんなタフなんだと思わず感心しました。

材になる草の採取

山にはさまざまな草が生えています。中でもアオツヅラフジやアケビは、かご編みの定番ですが、クズ・ススキ・スイカズラ・ヘクソカズラなど、私たちの生活の中で日常的に見られる草も、かご編み材になります。そうした諸々のものを、実際に見ながら、どのように使えるのかを解説しつつ、採取していきます。

下処理

採ってきたものを下処理します。今日は、たけのこの皮、みょうが、そしてカラムシ(苧麻)など、街中でも手に入れやすい草を処理しました。

戦利品

例年通り、これらの採取物を下処理していきましたが、今年は、昨年からの参加者さんの中に、カラムシから繊維を取る技術をお持ちの方がいらっしゃり、特別に教えていただくことができました。👏👏👏

これまで知らなかった、上手な皮の剥ぎ方を学ことができました。
感謝しています🤗 いろいろな得意分野を持つ方々がいて、年々ワークショップが充実していくのを感じます。

カラムシの下処理を聴く

昼食

少し高いところにある小屋で、昼食をいただきました。
雨の日の山も、本当に素晴らしいです(´∇`)

雨の日の景色

縄ない

昼食後は、縄ないをしながら下処理の続きをしました。

みょうがの葉の下処理

同時進行で、すでに下処理済みの材を、縄ないします。

みょうがの葉を縄ない

皆さん、すごい集中していました。まるで瞑想状態。。。

時間はあっという間に過ぎ、ワークショップは終了しました。
皆さんの感想から、学びを楽しんでいただけたようで、私たちもとても嬉しいです😊

最後に、下処理したたけのこの皮やカラムシなどをお土産にお持ち帰りいただきました。ぜひ縄ないして作品に活かしてください(๑˃ᴗ˂)و

前回の作品

何人かの方が、前回途中だった作品を仕上げて持ってきてくださいました。雨にもかかわらず、山の上までお疲れ様でした!!!
オオツヅラフジに比べると、クズはさらに自然が現れていますね。野趣あふれます。

おまけ

この日、元地主のきこりさんが、薪を運ぶ滑車を作ったので、観察前にみんなで見学させていただきました。

すごい!!!
これなら重い薪を持って坂を行ったり来たりしなくて済みますね✧
何でも作ってしまうきこりさんに尊敬です(*゚0゚*)

次回は7/7(日)木の皮はぎと下処理です。例年は伐採して皮を剥いでいたのですが、今年は皮剥き間伐の予定です。

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