(36) カナダvsセルビア🏀 (ドライブでの「腕の取り合い」🇷🇸🇨🇦🇩🇪🇺🇸、「低空フックパス」、「ボールをロックする技術」、「主将 196 cm のポストムーブ」)

ニコラ・ヨビッチ選手(白5)(208 cm、マイアミ・ヒート所属)

1 on 1(🇨🇦 赤vs白 🇷🇸) 3ピリ 5:46
白5:OFが、先に腕(フリーハンド)をDFへ差し出し、牽制する。(この時点で大体OFの勝利)
赤9:DFが遅れて左腕を差し出す。
(DFの差し出す腕が右腕で、もっとはやいタイミングだったら、OFの左肩をロックできたかも)
DFの左腕(抜かれる側の腕)では、相手のドライブに歯止めをかけられない。
(DFで横に広げた腕を、内側に閉じる力は弱い)
OFの勝利


広げた腕を内側に曲げる力は基本的に弱い(OFのドライブの勢いを殺せない)。
一方、腕を外側に広げる力は強いので、 

手の甲をOFに差し出して、腕を広げる動き(裏拳の動き)によって、
コンタクトしてきた相手のドライブを、
多少なりとも押し返すことはできる(ファールには注意)。





追記;🇺🇸白vs赤🇩🇪 (エドワーズvsオプスト)

OFの左腕vsDFの右腕
勝負
OFの勝利




✳️✳️✳️:🇺🇸エドワーズvsタイス🇩🇪

エドワーズ(白10)に対し、先に右腕を伸ばしに行くタイスのDF(赤)
タイスの右腕をかわそうとして、左腕を上げるエドワーズ
タイスの右腕を振り払おうとしているうちに、
右サイドに追い込まれてしまった
タイスのDFの勝利








低空フックパス
(この技術をもってる選手と、もってない選手の違いは大きいと思う)

ピックアンドロール:DFが前に出てきたので、
レッグスルーで切り返し、
低空フックパス


ボグダノビッチ選手(白7)(196 cm、アトランタ・ホークス所属)

https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/player/Bogdan-Bogdanovic



速攻レイアップにおける攻防(手首でボールをロックする技術

パスカットから速攻をしかける🇷🇸
手を伸ばし、ボールに触れるDF🇨🇦
DFがボールに回転をかけるようにスナップ
OFはちょっとファンブルしそうになったが、
空中でボールを持ち直し(左手の手首がミソ)、
シュート体勢に入る(左手のロックを外す)。
後ろから見た場合(DFがボールをスナップ)
ボールがこぼれないように、左手と手首でボールをロック
そのまま
ボールをロックした状態で跳び、
空中で左手のロックを外して、シュートモーションへ

ブルックスバージョン

ドライブでつっこんだ場面(しっかりボールをプロテクトしている)





追記;セルビア(青)vsリトアニア(白)

鋭いフェイント(オフボール)

左に行くと見せて
ちょっと止まって
右へ






✳️✳️✳️  196 cm のアウトサイドプレーヤー による ポストムーブ ✳️✳️✳️

ボグダノビッチ選手(シューティングガード)による面取り。
パスキャッチと同時に
ロールターン(速い)
シェイ選手(DF)が一歩、出遅れる
インサイドのスキルもしっかり持っていた、ボグダノビッチ選手でした。
(みんなのお手本になる選手。マルッカネン選手より個人的には上だと思う)。

シュルーダー相手に、ボグダノビッチ選手が、ポストプレーを仕掛ける展開は、大いにありそう。





ピックアンドロール & コーナーカッティング
(ドイツはこうゆうのに苦戦しそう)

ピックアンドロール
アウトナンバー、と同時に、コーナーからカッティング
成功




ドリブルスティール(シェイvsアブラモビッチ)

4ピリ開始
半身の状態でプレッシャーをかけ
シェイがストップした瞬間に、
フェンシングのように突き刺す(アンゴラのDundao選手と似たような動き)
(DFにおけるトリガーステップ?)





身体をちょっと浮かせる予備動作(重力加速+フェイク+ヘジテーション)

重心をすこし高くして、
沈み込む、と同時に、クロスオーバーの左手をDFに見せる
フェイントだった




冷静に引く判断(ボグダノビッチ選手)

ピックアンドロール(残り時間 9 秒)
DFに囲まれたので
ドリブルでキープしつつ
冷静に後ろに下がる
(ショットクロック残り数秒で、なかなか出来るプレーじゃない)
サイドステップスリー






セルビア🇷🇸のロスター

https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/team/Serbia#|tab=roster
https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/game/0809/Serbia-Canada#|tab=boxscore



決勝の🇩🇪vs🇷🇸は、
シュルーダーvsボグダノビッチの司令塔対決になるかも🔥
(タイプは異なるけれど、どちらも凄く良い選手。)

(クラッチプレーではシュルーダー、
 ポストプレーではボグダノビッチに分がありそうに思う)

(セルビアが接戦だったのはイタリア戦のみ)

https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/team/Serbia#|tab=games_and_results

イタリア戦のボックススコア

https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/game/0109/Serbia-Italy#|tab=boxscore
セルビアがイタリアと競ったのは、ボグダノビッチ選手が不調だったからだろうか?
(スリー13本打って1本というのは、イタリア戦だけ、戦い方を間違えた感もあるが)
https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/game/0109/Serbia-Italy#|tab=boxscore


「僕たちはペースの速い魅力的なバスケットボールをする」

30歳のボグダノビッチは昨シーズン、ホークスで54試合出場、平均14.0得点、3.1リバウンド、2.8アシスト、3ポイントシュート成功率40.6%を記録。
NBAでも確固たる実績を残しているシューターだ。

シューターなのに、あんなにポストプレーがうまいだなんて。
渡邊選手や富永選手も見習うべきボグダノビッチ選手。


ティーンエイジャーだった彼が頭角を現わし始めた頃、
欧州では「またセルビアからとんでもない逸材が登場した」と騒がれた。

“クールで、正確無比なプレーをする死角のない選手”というのが彼の評判で、セルビアの名門パルチザンでプロデビューし、そこから同胞の名将ジェリコ・オブラドビッチに引き抜かれてユーロリーグ優勝という、エリート街道を彼は順調に歩んできた。そこまでの7年のプロキャリアの間に、国内タイトルやMVPといった個人賞など、手に入る勲章はほぼすべて手に入れ、ボグダノビッチはアメリカに挑戦した。


10年にわたってセルビア代表の支柱の一角をなすシューターにしてリーダー格であるボグダノビッチの影響力は絶大だ。前回の2019年大会は平均得点(22.9点)で全体2位、総得点は全選手中最多(183得点)を叩き出しており、今大会も同様の活躍が期待される。

https://thedigestweb.com/basketball/detail_2/id=70604

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