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フィードバックで気づきを与えろ 〜学生の内に身に付けておきたいFB術〜

皆さんこんにちは!、
早速ですが皆さんは、誰かをフィードバック(FB)したことがあるでしょうか?

・「したことある。」
と答えた人はやってみてどうだったでしょうか?
難しくなかったでしょうか?
私はとても難しく感じました。相手に不快な思いをさせてしまった失敗もあります。

・「したことがない。」
と答えた人は、逆に今までに受けてきたFBはあるでしょうか?どのような内容だったでしょうか?私もこの人のFBは素晴らしいと感じたことや、ただの雑談と思ってしまったこともあります。

今後、誰かをFBする機会は多くなると思います。ぜひ今のうちに私と一緒にFBの基礎を固めておきましょう。


今回は、私の経験を基にFBの基礎をお伝えしてきます。私自身も恥ずかしながらFBの経験は浅く本質を見抜けていない点はあると思います。しかし、だからこそ、見えて来た景色もあると感じております。今回はそんな気づきをお伝えしていきたいなと思います。




私は、大学院二年時にキャリア支援団体に属していました。そこで、多くの就活生に対して、面接練習、面談を通してFBをしてきました。主に、そこで培ったノウハウを提供してきたいと思います。

実際に私が就活生に対して行ってきた面接練習の流れは以下になります。

① 現状の確認
② 実践 ( 面接 )
③ 自己評価の確認
④ 自己評価と理想とのギャップを基にFBの実施
⑤ 今後の確認
⑥ 自身に対するFB ( アンケート ) の実施

・①の現状の確認では、今抱いている不安や問題点の確認になります。練習によって何を得たいのか、どのような質問が欲しいのかなど②に向けた準備になります。( 全体の流れや時間の確認なども行います。)

・②は実践です。①を基に質問内容を考え実施します。

・③は②の実践に対する自己評価の聞き出しです。とても大切な部分になります。

・④がFBになります。ここが本記事のメインです。

・⑤は今後の確認です。④のFBを受けて今後どのように行動するのか一緒に考えていきます。

・⑥に自身に対するFBをアンケートを通してもらいます。質の高い面接練習が出来るように日々アップデートしていきます。


以上が流れになります。そして、ここで重要なのは、③と④の過程です。


ここで、理想的なFBとは何かお伝えしたいです。
皆さんはなんだと思いますか?

私は、理想的なFBとは、
「 相手に気づきを与え、今よりもより良い方向に導くこと 」
だと思います。気づきのないFBはお互い、時間の無駄だと感じています。

また、「 気づきとは、現状と理想のギャップではない 」ということも抑えておきましょう。これは、よくある間違いですが、本人が認識しているギャップであれば、わざわざ指摘する必要性はないと思います。相手の自信を損失させてしまう可能性もあるので場合にもよりますがお勧めはしません。

「 では、本人が認識しているかどうか、それを知るにはどうしたら良いのか? 」
と感じた人もいると思います。

そのために、③で自己評価を聞き出すのです。ここで相手が感じていることを全てアウトプットさせます。そして、④でようやく、③で得た自己評価と理想状態とのギャップで相手が気づいていない点を教えてあげましょう。これが私の経験上、相手の満足度が高い、理想的なFBの流れだと思います。

また、③、④での自己評価、FBでは、GOODとMOREの切り口を利用することをお勧めします。具体的には③では「やってみてできた点」、「やってみてできなかった点」。④では「よかった点」、「もっとこうした方が良い点」です。間違えてもBADの内容や相手の機嫌を取るだけの内容はやめておきましょう。FBの目的を見失わないように注意しましょう。

その後はお互いが納得できるまで質疑応答を繰り返しましょう。

ポイント
・理想的なFBとは相手に気づきを与えること
・気づきとは理想と現実のギャップではない
・GOODとMOREを切り口に使用する




いかがでしょうか?
気づきのある内容だったでしょうか?
本記事の内容は、面接練習のFBにフォーカスを置いていますが、会社のプロジェクトや学生の学業、スポーツなど幅広い分野に適用できると思います。
ぜひ、自身のFB術を身につけ、私と共に更に上のFBを目指しましょう!


以下の記事も長いですがよければどうぞ!


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