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プロレスの魅力
ビリーズブートキャンプの7プログラム分の記録が前回で終わってしまった。
筋トレ日記にするつもりは毛頭ないので、アウトプットの訓練のためにも好きなことを自由に書いていくことにする。
男臭い話題だけではなく、オシャレ()な情報も書き残せればいいなと思う。
自分にそんな素養があればの話だが、、、
というわけでしばらくは自分の大好きな
「プロレス」
について書きたい。
いきなり男臭い話題になってしまったが、おしゃれなカフェの情報を誰が私から聞きたいと言うのだろう。
コメダ珈琲くらいしか行かんし。
プロレスはあらゆるエンタメのハイブリッドコンテンツだと自分は思っているが、
好きな人とそうでない人との認識の乖離がひときわ激しいジャンルだと思う。
なのでまずは「プロレスってなにがおもしろいの?」というところを書いていきたい。
プロレスのストーリーラインについて
「プロレス好きなんです~」と言うと必ず聞こえてくる言葉がある。
「プロレスって事前に流れ決まってるんでしょ?」
簡潔に答えを言うと、
「はい。」(大まかには)
すると大体こういうことを言い出す。
「じゃあ八百長じゃん!なんか冷めるわ~」
これにも簡潔に答えたい。
「アホなん?」
お前はNARUTOを読むとき「どうせナルトが火影になるんだろうな」と思いながら読むか?
「真中淳平がどうせ誰か女の子と付き合うんだろうな」と思いながらいちご100%を読むか?
ナルトがライバルや敵と戦って、時には負けたり絶望したりして強くなっていくからアツくなるんだろうが。
真中が西野、東城、北大路、あとなんか幼馴染みたいなやつに翻弄されて葛藤しながらゴールに向かっていくから興奮するんだろうが。
プロレスも全く同様で、それぞれのレスラーにストーリーがあり、そのストーリーがぶつかり合うカタルシスが胸を熱くするのだ。
100歩譲って打ち合わせしているとして、「じゃあ●●さんここで脳天からマットに突き刺さります、からの~」という話になって実行に移せること自体めちゃくちゃすごい。奉仕精神の塊だ。
そもそもリアル/アンリアル論を持ち込むこと自体がナンセンス。
おいしいご飯を食べるときに「どうせ全部排泄物になる」と言っているのと同じだ。
ここまで言ってもまだリアルを求めるやつはYouTubeでロシア人のケンカの動画でも見てろ。
テレビはザ・ノンフィクション以外見るな。面白いけどね。
長くなってしまった。何の話やっけ。あぁストーリーラインね。
プロレスは非常にシンプルに言えば少年マンガと同じく、
ベビーフェイス(正義)VSヒール(悪)の対立構造がある。
ベビーフェイスは正々堂々と戦い、ヒールは奇襲・反則・暴言による挑発などあの手この手で追い詰める。
必ずしも勧善懲悪とは限らず、ヒールが卑怯な手で勝利するバッドエンドも多々発生する。
時には命からがら勝利して王者となったベビーフェイスの背後から新たなヒールが現れ、ボッコボコにして王座を奪っていくケースもある。
さらに、プロレスの面白いところは一人の選手でもベビー/ヒールの役割がコロコロ入れ替わるのだ。
子供に大人気だったヒーローが突然極悪非道の無法者に変貌する。
理由は嫉妬・怨恨・遠慮することをやめた・洗脳…様々だ。
逆もまた然り。数年前まで血で血を洗う構想を繰り広げていた二人が
久しぶりに見ると肩を組んで笑い合っていることもある。
自分の頭をスレッジハンマーでぶん殴った人間をよくそこまで信頼できるなと思うが、細かいことは別にいいのだ。
(しばらくするとやっぱりどっちかが裏切る。)
マンガ・ドラマ・映画では主要キャラしか語られないような濃密なストーリーが、ひとりのレスラーに目を向けるだけで見えてくる。
試合の勝ち負けすら単なるストーリーのエッセンスに過ぎないのだ。
プロレスの華やかさについて
もうひとつ持たれているイメージとして
「ゴツゴツしていておっさんくさそう」
というのがあると思う。
それについての答えは、
「ナメるな」
である。
お前らが思ってる何千倍もド派手だ。
そもそもお前らがここ数ヶ月はまっているサウナも、「昼飲み~!!!」とこれ見よがしにインスタにあげているアメ横の赤提灯の飲み屋も、もともとはおっさんたちのものだ。都合のいいときだけ自分の懐の広さをアピールするためにおっさんを利用するな。
一度全肯定で受け入れてから取捨選択をしろ。アンテナを張るのは素晴らしいことだが、流行だけ追いかけて食い荒らしていては、異常発生して農作物を襲うイナゴと一緒だ。
個人的には汚い飲み屋好きの女子は大好きだ。
プロレスラーの評価は純粋な強さだけではない。
キャラクター、マイクパフォーマンス、演者としての華。
そちらの方が大きくレスラーとしての格に寄与する。
大きな団体の興行はそんじょそこらのコンサートとはレベルが違う。
世界最大のプロレス団体"WWE"でのトップレスラーの入場シーンを例に挙げてみよう。
WWE最強のラスボス、ジ・アンダーテイカーの入場シーン。
こんなん目の前に現れたらチビるわ。
すごくない?まだ試合始まってないからね?
もう1つ。超トップレスラーのHHH、ショーン・マイケルズを中心としたユニット、D-Generation Xの入場シーン。
花火打ちすぎ。何かめっちゃ兵隊出てきた。そんで戦車乗っちゃった。
もはやめちゃくちゃである。
ちなみにこの二人、長年ライバル関係で何度も苛烈な殺し合いを展開している。HHHはマイケルズを一回引退まで追い込んでるし。もちろん、動画のようにごきげんに組んでいた数年後も殺し合っている。
このように入場だけでどこまでも語れる。
MetallicaやMotorhead、Limp bizkitの生演奏で入場することもあり、
スケールはとんでもなく大きいのだ。
例に出しやすいので、WWEを紹介しているが、日本の団体ももちろんすごい。いつか時間があれば紹介したい。
やばい。これでもかいつまんでいるのだが、書きすぎている。
筆が走って止まらない。最後にプロレスの基本ルールを書いて終わらせる。
勝敗のつき方
試合形式は多岐にわたるが、基本的には3つに分けられる。
ギブアップ:関節技や絞め技で、相手が降参の意を示した場合。
これは説明不要だろう。掛けられた相手は自力で技を外さなくても、
ロープに手や足がかかれば逃れることができる。
ピンフォール:相手の両肩を地面に押さえつけて3カウントをとった場合。
この決着形式が一番多い。厳密に3秒ではなく、カウントなので速さはレフェリー次第だ。
必殺技をくらってしまいここまでかと思われたレスラーが、カウント2.99999で返したときはめちゃくちゃ興奮する。
逆に買収されている悪徳レフェリーがパパパンッと高速カウントして試合を終わらせるときもある。
リングアウト:リング外に出て20カウント以内に復帰しなかった場合。
これも20秒ではなく、カウントなのがミソで、場外乱闘が加熱しているときはカウントが全く入らないこともあり、気付けば5分くらい場外でやり合ってることもある。たぶんレフェリーもテンパッているのだろう。
たまに姑息なやつはリング外で相手を挑発して、柱に縛り付け自分だけ20カウント以内に復帰して勝利、とかいうこともある。
反則について
こちらも多岐にわたるが、反則負けになる条件を簡単に説明すると下記の通りだ。
凶器の使用、金的攻撃、乱入行為などをレフェリーが発見した場合。
重要なのは「レフェリーが発見した場合」という点。
裏を返せば、レフェリーが見てなければセーフなのだ。
勝敗についての記述にもあった通り、全てはレフェリー次第なのだが、
レフェリーは往々にして反則を目視できない。
タフなプロレスラーとは違い、レフェリーは一般人なので非常にフィジカルが弱い。
ちょっとしたアクシデントでレスラーとぶつかったりすると一瞬で失神してしまう。ヒールレスラーのマネージャー役の普通のおじさんに殴られても一撃でコロリだ。
レフェリーが失神してしまうとそこは無法地帯。
イスでぶん殴っても股間を蹴り上げても反則負けにはならない。
散々痛めつけてちょうどいいタイミングでレフェリーが意識を取り戻し、3カウントで決着なんてことは日常茶飯事だ。
さいごに
このように、どこをとっても明確な規約などなく、
それ故に予想が一切つかないのがプロレスなのだ。たとえ勝敗が決まっているのだとしても。
これを読んで少しでも興味が出てきた人は自分まで連絡してくれ。
夜通しあなたに完璧なプレゼンを披露する準備はできている。
次回はレスラーに焦点を当てて書きたい。
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