見出し画像

ゴッホ美術館「ゴッホすごろく」を見て色々思ったこと。

SNSで流れてきた、ゴッホ美術館、新作のゴッホすごろく。
https://www.vangoghmuseum.nl/en/whats-on/we-bring-the-museum-to-you/children

ボードゲームが好きな人から見ると、特に変わった要素もないただのすごろく。小さい子供も遊べるゲーム。
でもゴッホの歩みや歴史がわかる。
63マスでゴールって事は、63歳で亡くなったて事?そんな長生きしてた?46マスに「ひまわり」があるって事は46歳で描いた?とか気になって調べたら全然違うので、ただのマス目みたい。

でもゴッホすごろくを見たことで僕はゴッホを改めて調べた。
こんな風にゲームに触れた事でゴッホを少しでも調べる人もいるのかもな、と思うと、美術館が用意したゲームは良いきっかけを与えていると思った。

アンテナ張ってる保護者しかDLしないかもだけど、これで遊んだ親子は「今度は本物見に行こう」となるかも。新しい出会いになるかも知れない。

そしてこれ「New」と書いてるので、今回のコロナ騒動に合わせて用意したのかも知れない。だとしたら美術館が個人や家庭に目を向けてるって事じゃないかな。

国内の美術館、博物館のSNSをいくつかフォローしてるけど、ほんと凄く差がある。大きい美術館でも殆ど発信してなかったり、淡々としてる所も多い。
所蔵品、企画展、WS、色々な引き出しあるのだから、こんな時だからこそもっと発信したら良いのにと思う。
岐阜県美術館は楽しそうに発信してるので落ち着いたら行きたい)
所蔵品かるた、作者と代表作の神経衰弱、クロスワード、動物のサイズに当てはめて大きさクイズとか出来そうよね。
「難しい」「担当者がいない」とか事情はあるんだろうけど。

**[「あつまれ どうぶつの森」で自分だけの美術館がつくれる。ゲティ美術館がアートジェネレーターを公開

「あつまれ どうぶつの森」にバーチャル美術館がオープン。ウォーホルやホックニーの展示を再現

メトロポリタン美術館が,「あつまれ どうぶつの森」に名画のイメージなどをインポートするサービスを実施中](https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21737)**

海外の美術館がどうぶつの森用に所蔵品を変換出来るようにしてたり
バーチャル美術館をしているのを見ると任天堂のゲームなのに、、日本は活用出来てる?と思う。

僕が関わって来た学生の多くは美術館や展覧会に行った事がなかった。
ざっくり言うと日常と美術が遠いからだと思う。
「ゲームは無駄」という大人がまだ沢山いるけれど、子供や中高生が遊ぶゲームに美術作品が登場すれば日常と近づくきっかけになりそうなのに。
そこからどんな広がり方をするのか、ただのコンテンツの一部として終わるかはまた別の課題として。
「コロナで外に行けないから所蔵品で子供向けすごろく作って公開しよう」「家でも出来るプログラムの動画を作って公開しよう」
「美術館で子供向けに何か遊びを公開してないか調べよう」
とお互いが身近に感じる時が早く来てほしい。

※因みにゴッホ美術館も、どうぶつの森用に作品の変換を用意していた。
Animal Crossings

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?