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読書空間みかも お散歩に行こう! 成城・野川編(2023/4/1)

今年は思いがけなく長期にわたり桜を楽しめました。
4月1日、11時過ぎに着いた駅は、小田急線の成城学園。
ほとんど降りたことのない場所ですが、ここも世田谷区。
桜が咲くときれいだよという話を聞き、お散歩会でやってきました。

成城6丁目あたり、桜並木の中のさくら

当日は、桜まつり。
桜並木は、あと少しで桜吹雪になりそうな、満開過ぎの状態で、そっちに気を取られて、出店や町並みをほとんど見ずに、上を向いて歩いていました。18種の桜が見られるようです(「成城の桜と歴史」参照)。

甘酒の振る舞いにできた列を横目にふらふらと歩くと、近くに写真が展示されていました。成城100年祭のブースの横。
もうすぐ成城のまちが100年になるそうで。
関東大震災を経て、雑木林だった地に成城学園が学校を建設したのが1925(大正14)年で、それにあわせ、徐々に周辺の地が分譲地や貸し地となり、学園都市がつくられていきました。
計画当初から道幅や景観に留意していたとのことで、十字路の四隅の角はないように隅切りにしたというのも驚きです。
また、外構には板塀や煉瓦塀は用いず、コンクリートまたは大谷石で土台を作り、芝をはった上に小樹木で生け垣にしてほしいと申入れをしていたといいます。

当初の申入れ事項の様子が残る十字路

1戸の敷地が大きい。広い。
だいぶ新築建物が増えたといいますが、まだまだ趣深い建物がいろいろありました。
公開されている、旧山田家住宅へ。

世田谷区指定有形文化財 旧山田家住宅

この周辺にはとても立派なヒマラヤ杉が何本もニョキニョキと立っています。これも初期の段階から植えられたもののようで、和風建築にはアカマツ、洋風建築にはヒマラヤ杉を植えるようにしたという話があるらしいです。
https://www.gaisenmidori.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E6%88%90%E5%9F%8E%E4%BB%8A%E6%98%94/

旧山田家住宅は、1937(昭和12)年に立てられた洋風建築です。
内装や建具などが、みかものものとよく似たものが確認できたので、修理報告書を読んでみようと思います。

旧山田家住宅の庭側は、崖地からの緑地となっています。
多摩川によって形成された崖地はとても急で、樫尾俊雄発明記念館の庭を抜けるために通った道はほとんど急降下な階段状の道で、こわごわと歩きました。

そこから野川緑道へ出ると、桜吹雪。

野川緑道

空の抜け方がとても気持ちのよい場所でした。
また来ると思います。

ひとり本屋です。店主は やまねくん(ぬいぐるみ&木彫り)です。間借り棚、BASEに通販部あります。なかなか稼ぎが出ておりません。叱咤激励、応援お願いします。