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ウルトラB(2023.05.07)

※写真は今日雨の中収穫したプランターのイチゴです。本文とは関係ありません。

どこがゴールデンだよという感じで鬱屈とした、ゴールデンウィーク最終日の今日。雨がずっと降っていて、外遊びもできず子供たちは退屈を持て余していた。時々オセロをしたりふざけて遊んでみたりするが、やがて「ウルトラB」に落ち着く。

ウルトラBとは藤子不二雄A氏の漫画作品をアニメ化したもので、1980年代のめちゃくちゃ古いやつだ。アマプラでは今これを無料で見ることが出来て、一時期ハットリくんにハマっていた子供らは今はこれに夢中だ。特に長女(3歳)は事あるごとに「ウルトラB見たいー!」と言って聞かない。

しかし個人的に言うとウルトラBはいわゆる藤子不二雄の「居候もの」の中ではドラえもんやオバQ、ハットリくんなどに比べるとちょっと弱いと感じる。主人公である超能力赤ちゃんのUBがあまりにも短絡的に超能力を使い、いとも簡単に問題を解決してしまうからだ。

基本的にドラえもんは1話につき道具を1個しか出さないし、ハットリくんだってそんなにホイホイ忍法を大安売りしない。オバQに至っては問題を解決するどころか問題の発生源だ。ところがUBは毎分一回は「ビーーーー!」と言って超能力を使う。あまりによく使うものだから有難みが全然ない。しかもこの超能力というのが超万能で、ドラえもんの道具が機能を一つしか有していないのに対して、UBの使う超能力はテレポーテーション、物体の遠隔操作、空中浮遊、破壊、修復、はては時間を止めたり、非生物に生命を吹き込んだりと、用途を問わない。

そんな藤子不二雄ものの中では「弱い」ウルトラBに夢中になっている子供たちを見るにつけ、私はちょっと複雑な気持ちになるのだが、そもそもウルトラBを最初に子供たちに見せたのは私自身なので、あんまり見るなとも言えない。

とは言いつつも、UBはけっこう可愛いので、見れる環境にある方は一度見てみると良いかもしれません。馬鹿馬鹿しい内容ですが、テンポが良く、さくさく見れるので、その点では良いです。あと、色々と懐かしい感じがします。

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