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映える日(2023.09.26)

日曜日、大分は日田天瀬町にある高塚愛宕地蔵尊という、神仏混合のたいへん有難いお寺(神社)へ行ってきた。

次男(2歳)が神楽がたいへん好きで、この日は大分で最も有名な神楽が来るというので、主にそれを見るために我が家は高速で50分ばかりかけてここ高塚愛宕地蔵尊(通称高塚さん)を訪れたのだった。

季節は秋、秋分の日だ。時々吹く風は冷たさをはらんでおり、境内いっぱいに飾られた風鈴は風が吹くたびに涼やかな音を奏でる。そこに少し遠くから響く神楽の太鼓のリズムが加わって、私はそれだけで十分癒されていた。ずっとそこらへんの椅子に腰かけてくつろいでいたかった。

風鈴って良いですよね
日差しも穏やかで気持ちが良かった

神楽は、県内有数の神楽が出張して来てくれていたのだが、どう見てもやっつけ仕事をしていたので、妻と私、そして2歳の次男も早い段階でそれを見抜いて、早々に席を立った。何か事情があるのかもしれないが、あからさまに気の抜けた演舞をしてはいけないと思う。

昼は、キッチンカーがたくさん来ており、マルシェなるものが出来ていたのだが、時間がだいぶ遅かった事もあって、もう半分くらいの店が閉まっていた。なので私たちは「やまいち」という食堂に行った。

たまたまひとつだけある座敷席が空いており、私たち5人はそこで食べた。かつ丼、うどん、カレーライス、全てがとても良い味で、素晴らしく美味しかった。私たちは「高塚さんに行く楽しみが増えたね」と喜んだ。

めちゃくちゃ美味しかったかつ丼

高塚さんを後にした私たち。子供がたった20分の移動で眠ってしまったが、次の目的地である「豊後森機関庫公園」に着いたら全員目を覚まし、そのノスタルジックで広大な空間を堪能した。


SL機関車の奥に古い機関庫がある。
勇猛な姿のSL
向こうに見えるのは伐株山。巨人が巨木を叩き切ったという伝説が残されている。山頂からは無数のパラグライダーが飛び立っているのが見える。

SLや機関庫など、とても魅力的で見ごたえのあるものだったが、子供たちはとんと興味を示さなかった。唯一、200円で乗れるミニSLに関しては(写真なし)喜んで乗っていたものの、あとはだだっぴろい芝生の上を走って、飛んでいるトンボを追いかけていられればそれで満足みたいだった。

妻と私はというと、だんだん強くなってきた日差しが暑かったので、早いとこ車に乗り込んで帰路に就きたいなぁと思っていた。

豊後森機関庫を出てすぐ、踏切を舞っていたら「ゆふいんの森」が通過していったので、私は連写モードを駆使してこれを撮影した。

手前にあったコスモスを一緒に撮れればもっと良かった。

というなんとなく「映える」感じの写真が多く撮れた旅だった。

一番良かったのは何と言っても風鈴。それと「やまいち」のかつ丼だった。今度は是非山菜うどんが食べたいなぁと妻と意見が一致した。

相変わらず花より団子だと思った。


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