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何も書けなくて、、冬(2023.12.14)

どっちつかずの天気だった今日。時々雨が降ったり何かちょっと寒くなったり。人の気配が遠く感じて、みんな無表情。昼間食べたラーメン屋は普段とても好きなのに、あまり美味しく感じなかった。

会社に面接に来た女の子がいて、自転車だった。私は面接していないが、お互いの意向が合致せず、採用には至らなかった。その子は女優志望だったらしい。遠目にしか見ていないし、話したわけでもないけど頑張って欲しいと思う。

昼休みに図書館から借りている本を読もうとするけど、だいたい4ページくらいで眠くなって、寝る。15分くらい。最近の車の中はエンジンを切ってたらちょうど良いので、気持ちよく眠れる。本は睡眠導入剤としてとても優れている。

家へ帰ると一人。毎週木曜日は長男がスイミングで、その付き添いのついでに妻が幼稚園に下二人の子供をお迎えに行ってくれるので、私は会社からまっすぐ帰ってくることができる。ほんの束の間「家で一人」という状況が生まれる。私はこの時間がとても好きなので、少し楽しもうと思った。期間限定の本麒麟とLチキレッドなんかを頂きつつ。

でも、ものの3分で妻と子供たちを乗せた車のエンジン音が聞こえて、ブレーキランプが玄関の辺りを赤く照らすのが見えた。私はLチキレッドの半分をふた口で食べてビールの残り半分を一気飲みした。もったいない。もっとゆっくり味わいたかった。

帰ってきて相変わらずイライラしている妻。私の顔を見て「・・もう飲んでる?」と眉間に皺を寄せながら聞いてくる。私はその目をまっすぐに見ながら曇りなきまなこで「飲んでないよ」と答えた。そしてすぐに子供たちを引き連れて風呂へ行った。疑惑が確信に変わる前に。

おもちゃの所有権や風呂から上がる順番、叩いただの叩いてないだのあらゆる訴えが子供たちから上がって来る。私はそれらを棄却したり判決を下したり受け流したりする。忙しくてろくに湯舟には入れない。

風呂から上がるとなだれ込むように夕飯。いわしの丸干しを焼いたやつが焼き過ぎてえらくカリカリしている。妻の精神状態を表しているようだ。でもそれが美味くて、白飯にとても合う。私は5本ばかり食べてしまった。

それから何が出来るでもなくみんなの就寝時間。洗い物をしながら見た「水曜日のダウンタウン」の「スベリー1グランプリ」がめちゃくちゃ面白かった。あのシステムは発明だと思う。

あの続きが見たかったけどもう2時。早く寝ないといけない。おやすみなさい。

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