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温泉シャーク(2023.09.13)

という、むちゃくちゃな映画が撮られるらしい。

元々サメ映画というのはB級映画の宝庫でハチャメチャな設定の映画がわんさかと撮られているが(言葉のチョイスがなぜか昭和になる)、ここにきて国産のサメ映画が新たに誕生するとのこと。

しかしこれ、残念な事に舞台が我が町別府ではなく、熱海なのだ。悔しい。別府であればそれこそ湯水のようにアイデアが浮かんでくるのに。

たとえば別府には別府八湯(べっぷはっとう)と言って地域ごとに泉質の異なる温泉が湧いているのだが、せっかくの温泉シャークなのでこの八湯それぞれに主となるサメ(シャーク)がいて、獰猛なそいつらがこの八湯を統一せんと覇権を争っているという設定にする。そしてその手先となって人間が争いに巻き込まれている。そうして傷を負い、家を失い、時には命を落とす人間たち。

しかしこのサメたちの不毛な争いに終止符を打つべくひとりの少女が立ち上がり、八湯を支配するサメを打倒していくというストーリーだ。

八湯は「別府」「浜脇」「亀川」「鉄輪」「観海寺」「堀田」「明礬」「柴石」とあって、それぞれのお湯の特色を持ったサメ(シャーク)がそれに応じた特殊能力を持って戦う。

例えば明礬温泉は酸性が強いので、明礬シャークの攻撃を受けるとその強い酸性のため、硫酸を浴びたようなダメージを受けるのだ。

主人公の泉(仮名)はしかしこの八湯の特徴に極めて精通しており、サメたちの弱点についても調べ上げている。かつて八鮫と戦った伝説の戦士(今は山の中の秘湯でひっそりと湯治をしている老人)にも手ほどきを受けているのだ。

そうして八鮫(エイトシャーク)を次々に打倒していく泉。その泉に感化されて人間たちはついに八鮫打倒のため立ち上がるのだが、ここにきて鮫たちが結託。鮫VS人間の血で血を洗う戦争が始まるのだった・・・。

と、我ながらバカみたいで面白そうな話が思いついた。あっという間に。このように別府というのは映画を撮るにはネタの源泉が豊富にあると思うので、いつかサメの映画も別府を舞台に撮って欲しいなどと思った。

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