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走ることについて(2023.10.07)

三羽さんが走ることについて記事にしておられた。

感慨深かった。そういえば走ってないなぁと思った。

私はだらだら走るのがすごく好きで、人と一緒に走るのはペースを合わせたり、時にはちょっと会話したりしなければならないので嫌なのだが、一人で音楽聞きながら走るのはめちゃめちゃ好きだ。一番好きと言って良いかもしれない。

20歳くらいまで、それまで「走るなんて何が面白いんだ」と思っていた。しかし走って、シャワー浴びて、それから飲んだビールがそれまで体験したことがないくらい美味しかったことから、ちょいちょい走るようになった。

そのうち走りながら音楽を聴くと素晴らしくハイになれる事を発見し、走ることは私の日常になった。どこかに引っ越す際は必ずジョギングコースになりそうな土手沿いとか大きな公園の近くを選ぶようにした。

川崎の新丸子というところを転々とした事があった。そこは東京から多摩川を隔ててすぐの町で、ほぼ東京ではあるものの、一応神奈川県であるため家賃が安かったのが住んでいた理由だが、何と言ってもベストオブベスト走りやすい多摩川が近いというのが一番の決め手だった。

仕事から帰ると毎晩多摩川の土手を走っていた。ガス橋という橋を渡った先にキャノンの本社があって、そのそばには立派なマンションが立ち並んでいた。私はいつかあのあたりのマンションに住んでみたいと漠然と考えていたが、そのようにはならずになぜか今別府にいる。不思議なもんだ。

あんまり毎日走るので、出会うランナーもだいたい覚えた、そのうち名前も知らないランナーをライバルのように思うようになり、たまに競争のようになる事もあった。あと、小型犬にえんえん追いかけられたこともあった。立ち止まったら噛まれそうなので、止まらなかったが、後ろから飼い主さんが1キロ近く追いかけてこられたのが面白くて仕方なかった。

九州に戻ってからもよく走った。転勤して妻の実家のある大分佐賀関に住んでからは海沿いをよく走った。多摩川沿いとは違ってほとんど誰とも会わなかったが、早朝の荒々しい海を眺めながら走るのはまた格別だった。

しかし、ここ別府に住んでからは走らない。なぜならどこへ行っても坂ばかりだからだ。私は別にきつい思いをしたくはないので、坂を走るのはまっぴらなのだ。

なので私は会社の昼休みに走っていた。土手が会社のすぐ裏手にあるからだ。走れてもたかが30分~40分程度だが、それでも気持ちが良かった。しかしシャワーを浴びれるでもなく、せいぜい丸着替えしてタオルとボディシートで汗を落とす程度の事しかできないので、今思えば昼休みに走るというのは無理があったかもしれない。

しかしそれくらい私は走ると言う事が大好きなのだ。走る事は私を構成するとても大事な要素なのだ。

というわけで、またぼちぼち走っていきたいなぁと思う。どうやって走る時間を確保するのか、全然目途は立たないが。

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