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これから韮崎の七理岩台上エリアが来ると思う。ホットスポット「新府」を勝手に語る。最後に求人情報も。

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上野原の小俣さんよりスポット寄稿任されました西田遙といいます。はじめまして。

生まれも育ちも山梨は韮崎の現在30歳。

幼少期は、廃校になった旧穴山小学校のグラウンドと裏山で走り回りつつ、近所のおばあちゃんにおやつをもらったり子犬をもらったりと可愛がられつつ、突然高校の国語教諭を辞めて工務店を起業した父親の現場で手伝いをして過ごしていました。

父親によく言われた「構造を見ろ」という言葉の影響からか、小さい頃から壁の中とか天井上とか見えないところの構造を考えるのが好きで、ものづくりが得意になったのはもちろんのこと、大人になるにつれ社会のこととかお金のこと、教育、行政、仕事などなどあらゆることの構造(仕組み)にも興味が湧くようになりました。

今ではそんな構造を分析して、必要なところに事業提案し、事業をつくっていって、上手くいったものは会社にしてより本格的に…といった塩梅でいつもなにか面白いことできないかなと考えつつ、せっせと企画を生み出しています。

(詳しくはこちら友人が書いてくれたnoteをどうぞ。https://note.com/tankyumedia/n/ndee229a77d2d

さて、今回はここ数年のマイブームでもある韮崎から長野の富士見付近まで連なる「七理岩台上エリア」韮崎部分の魅力をみなさんにご紹介しつつ、これからやろうとしていることや求人情報もお伝え出来ればなと思います!

▽七理岩台上エリアの5つの推しポイント(暮らし)

図2↑八ヶ岳の噴火によって出来た溶岩台地。それが長い年月をかけ2本の川に削られ、現在は写真のような形で八ヶ岳付近からちょうど韮崎まで達している

図3↑上から見るとこんな感じ。一説によると野菜のニラに似ていて、その先端にあるから「韮崎(ニラサキ)」という地名になったとか!

オススメ①「JRの中央線が走っている」
これは地味に強い。地方あるあるだとは思うけれど、電車の本数が30分とか1時間に1本と少ないのに加え、とにかく路線自体が少ない。山梨ももちろんそうでほぼ真ん中を中央線が一本は走っているだけだ。なので大体みんな車で移動するのだけれど、結局子どもの通学とかを考えると、電車という選択肢があるという状態は心強い。実際に自分自身もこの七理岩台上エリアの「穴山」という無人駅だが駅のある場所で育ち、親の送り迎えを必要とせずいろいろな場所に行けたのは自由度が高かったんだなと今になって思う。

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オススメ②「地盤が強い」
上の中央線が通っているのにも関係しているが、100年前くらいの技術では難しかった七理岩を登るルート(当時はスイッチバックさせてまで登っていた)をJRが採用した理由のひとつが「地盤が強く、水害にもあいにくい」からだそう。

オススメ③「距離感がいい」
鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、茅が岳、富士山といった山々をぐるりと眺めることができるし、「新府桃源郷」もあり春には辺り一面に桃の花が咲いている。この自然環境が身近にありつつ、でも韮崎の市街地(学校や病院、スーパーなどの集積地)まで車で10分もあれば行けてしまう。自然と暮らしとの距離感がちょうどいい。

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オススメ④「へんなしがらみがない」
移住地を決める上でその地域独特のしがらみや、よそ者を受け入れないような気質を気にする人は多いと思うが、このエリアはあまり気にしなくて大丈夫だと思う。これはこのエリアのいくつかの場所で暮らしてきた経験上そう言えるのと、あとはそもそも人が住み始めた歴史が浅いということもある。実際に移住者も現在増えてきていて先端部分に位置する「富士見ヶ丘」は韮崎の中でも特に子育て世代が多く住む場所となっている。(東京エレクトロンという日本でもトップクラスの大企業の工場があって従業員の方で新しく移り住んでくる人が多いというのもある)

オススメ⑤「土地が安い」
大体韮崎のまち中が10万円/坪くらいだとして、七理岩台上エリアは場所にもよるが3~4万円/坪くらいで土地を買うことができる。中には更に格安の場所もあり実際に自分も100坪を180万円でゲットしたことがある。安い。

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▽七理岩台上エリアの可能性(仕事)

暮らす上でのオススメポイントはこれまで書いてきましたが、実はこれから事業やお店をやろうとしている人にとって、これからこのエリア、その中でも特に「新府」付近は面白いのではないだろうかと思っています。

可能性①「新体育館ができる」
令和7年に韮崎の新しい体育館施設がこのエリアにできることが決定した。これはこれからの時代に、この地域に必要な新しい形の公共施設を造ろう!というもので、ただ体育館をつくるだけでなく、それに伴い周辺の公園一帯も再整備をすすめ、これからの地域の未来に寄与する拠点をつくるもの。完成後には人の動きもより活発になるはずなのでいまの内から準備をはじめ上手く流れに乗りたいところ。

可能性②「すでに人が来ている」

国の指定文化財(史跡)となっている「新府城」と、桃の花の咲く時と桃の収穫時に多くの人で賑わう「新府桃源郷」がある。どちらもすでにそれを目当てに多くの人が訪れている。新府城はその名の通り武田信玄があの時代に「新たな府をここに置こう」ということで整備したものであり、もしかしたら日本の中心地がこのエリアになっていたかもしれないと考えると少しロマンを感じないだろうか。

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可能性③「先行してやっている人がいない」
新府には人が来るタイミングはあるけれど、お店がない。七理岩台上エリア(韮崎の)全体で見てもローソンが1つに、小さなcafeが2~3店舗あるくらい。あとは最近できた農家民宿が1つくらいだろうか。とにかく農業以外の事業をやっている人がほとんどいない。これはいろいろな理由があってそうなっているわけだから一概には言えないが、これからのことを考えると可能性としては、自分たちで新たにこのエリアの価値をつくっていけるとも言える。


▽自分たちのいるところを自分たちでつくっていく

以前「自分家の裏の水たまりの生態系を良くしていくことを考えるのがクールだよね」ってアメリカの若者たちが言っていたという話を聞きました。

結局のところ、まちをよくするというのは、そんなにみんな余裕があったりできることがあったりするわけでもないし、いきなり大きなこともできないのだから、「それぞれのイメージできる範囲で、ちゃんと自分たちのいるところをよくしていく。」それに尽きるのだと思います。

私たちはこの韮崎で構想を描き、実際に事業を通してまちに関り6年が経ちました。山梨移住計画の宮川さんもインスタライブで話していましたが、まさに「まちをつくるのは、その地域の人。」だというのが少し実感出来てきた気がしています。

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最後になりましたが、そんな自分たちのいるところをつくっていくために、一緒に新規事業を試行錯誤してくれる人を現在募集中です。事業分野としてはざっくりですが「いい感じの不動産屋」を直近では特にはじめたいと思っています。これについては語り出したら止まらないので興味のある方はぜひ遊びに来てもらって話しましょう…!もちろんそれ以外のアイデアがある方でも大歓迎です。

(詳しくはこちらの求人記事を。
https://note.com/kawarabe/n/n992b144851a6

七理岩を辿っていったら、その先には長野の富士見、茅野、諏訪と続きます。

近い将来、七理岩台上エリアに移り住んでなにかをはじめる人が増えたのなら、その点は繋がって行って、きっとまちの境目など関係なく、新しい暮らしや企画が生れていくのだと期待して終わりにしたいと思います。では。

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西田遥
facebook / にらさき情報掲示板

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