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チルド珍味のポジショニングマップと中期チャネル戦略

15年くらい前に作成したチルド珍味のポジショニングマップを振り返ります。
そもそも「チルド珍味」というのは、伍魚福が1989年(平成元年)に開発し、命名したものです。

いわゆる「乾き物」「乾燥珍味」「ドライ珍味」と、賞味期限が数日の「生珍味」の中間的存在として開発し、酒販店さんにお世話になりながら伍魚福の強みとして磨いてきたものです。

海産物や練り製品から始まりましたが、現在は肉製品、チーズ製品など多種多様な商品を製造販売させていただいています。

作ってはすぐに売ってみる。売れるものは続け、売れないものはやめる。
これを30年以上にわたって繰り返してきましたので、現在の伍魚福の「チルド珍味」のラインナップは、それなりの精鋭揃いと言えます。

酒販店チャネルで開発・販売をしてきましたので、スーパーの「部門」を全く考慮しない品揃えになっています。
ですので、「チルド珍味」売場自体では競合が現れにくいカテゴリーと言えます。

今後も戦略的にもっとも重要なカテゴリーとして、磨き続けなければなりません。

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横軸が、日常的か、非日常的か(ハレの日向け)。
縦軸が、酒の肴・個食型か、食材・家族型か。

黄色い部分が、現在の品揃えです。
○が重なる、酒販店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、高級スーパー、百貨店、専門店などに販路を広げてきましたので、この黄色い部分を右側に伸ばしてきました。

中期的には、さらに百貨店や専門店のニーズにもお応えできるようにさらに右と下に品揃えを伸ばしていきたい(ピンク色の部分)と考えていました。

伍魚福は、もともと酒販店とお土産店チャネルで商売をしてきましたが、2000年(平成12年)からスーパーマーケットへ販路を拡大し、今では売上の半分を占めるようになりました。
最近は、コンビニエンスストアとの取り組みも増え、この20年間でチャネル展開も多彩になってきました。

コロナ禍でも、チャネルが分散していたためリスクが分散でき、影響をなんとか吸収できています。

分散したチャネルそれぞれの特性に合わせて、商品をどんどん作っていこう、ということで、2020年(令和2年)3月から商品企画チームにチャネル別の企画責任者を配置しました。

つまり、チャネルごとに特化し、飛び飛びに配置されたピンクの四角を黄色に塗りつぶしていこう、という考えです。

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図に落とすと、こんな感じです。
消費者通販やお土産チャネルを含めて、どんなポジションで商品を作っていくか。

コロナ禍の影響を受け、中期経営計画も見直しを進めようとしているところです。
TEAMメンバーともよく話し合い、目指すべき理想の姿を明確化し、着実に実行し続けることで、「伍魚福エンターテイニングスパイラル」をスパイラルアップさせる=成長し続けることを目指したいと考えています。

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noteを書くことで頭の中が整理されます。
何をやるにしても最終的には「エンターテイニングスパイラル」の実現につながらなければ、やる意味がありません。

経営品質の「理想的な姿」がこのスパイラルがスパイラルアップし続ける状態、といえますね。
常に、何のためにやるのかを意識し、全ての仕事に取り組みたいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan