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【いきなり大きいビジネスは始めるな】潰れない新規事業マニュアル

こんにちわ
りゅうへいです。

このブログではビジネススキルを
習得するうえで少しでも
役に立つような情報を発信しています。 

今日の記事は
『潰れない事業の立ち上げた方』
というテーマでブログを書いていきます。 

実際にあなたが
「新規事業を始めたい」
ということで起業したとしましょう。

ですが、

「本当に売れるかな…」
「完成したモノを作って売れなかったらヤバイよな…」
「借金までしているのに利益が出なかったらどうしよう…」

このように思っていませんか?

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今回の記事では
そんな疑いや不安を解消し失敗しない
事業の作り方について書いていきます。

あなたはMVPという言葉を知っていますか?
良くスポーツで耳にする、
”最優秀選手賞”ではありませんよ!!
ビジネス用語でもMVPという言葉があります。

MVPとは
「Minimum Viable Product」の略称で、
顧客に価値を提供する最小限の商品
ということです。

少し具体的に言い換えると、
商品やサービスを
顧客のニーズに基づき、
仮説を立て検証し、
実用可能な最小限の範囲で
アプローチを繰り返す
ということです。

MVPというのは
アメリカのシリコンバレーの起業家
スティーブ・ブランク(Steve Blank)
エリックリース (Eric Ries)によって
推奨されたモノで目的や意図を紹介します。

MVPを行うことの最大のメリット
新規事業の立ち上げの際に、
サービス開発にかかるコストの削減をしたり、
迅速に顧客のニーズが把握できます。   

さらに顧客のニーズに基づいた商品を開発
することで最終的な完成品までの
時間を短縮させることができます。

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下記の3つの効果が生まれます。
それぞれの項目について順を
追って解説をしていきます。

事業の仮説を立てやすくする
新規事業は10回やって1回、
成功すれば良いと言われており
それくらい成功させることは難しいです。

会社を設立したとしても創業から1年後には約5割の会社・個人事業主が廃業するというデータも中小企業庁より出ています。

またさらに、10年後も生き残っている企業は
全体の5%ととも言われているほど、しっかりと利益をあげながら事業を継続させることは
非常にハードルが高いと言えます。

ここで大切になるのが、
事業の仮説をしっかりとたて、
仮説を実際に検証することです。

例えば、
あなたが洋服の事業を興すとします。

「若者の流行りはストリート系だろう」
「古着を良く来ている人を見かけるな」

と着目し、
実際にデータを調べ仮説を立てます。

調べた仮説を基に、

「どんな商品が良いのか」
「欲しい人は何人いるのか」

とSNSなどを利用して検証します。

検証の結果、実際に
「欲しい人数の枚数を発注する」と
無駄な在庫を抱えません。

仮説を立てずに
手当たり次第に事業の施策を行うと
施策の良し悪しも理解できず、
再現性をもって他の施策を
考えることができないからです。

長期に時間をかけて完成品をつくるより、
MVPの始めは小さく開発し、
仮説を何度も検証することができます。

実際に小さく開発した
商品やサービスを顧客に使ってもらい
フィードバックを受けることが
何よりの判断材料となります。

大きく失敗しないようにする
新規事業を立ち上げた際に重要なことは、
「ここまで損失が出たら終わり」という
引き上げラインを決めることです。

先ほどの洋服の話しになりますが
売れ行きが良く、
追加で発注したとしましょう。

ですが、追加発注してから
思ったより売上が伸びませんでした。
これ以上、在庫を抱えてしまい
損をしてしまうとなれば損切りをしましょう。

引き上げラインを決めないと赤字が増えてしまい、会社を維持するのが困難になってしまいます。

商品・サービスの開発においても、
一発勝負で最初から完成を目指す
逆転ホームランを狙うよりも、
必要最小限の商品・サービスを小さくはじめて、失敗をしないようすることが求められます。

顧客をより正確に理解できる

例えば、
「きょう夜ごはん何が食べたい?」と聞かれて
「なんでも良い」と答えたことが
あるのではないでしょうか?

「自分が何を求めているのか」を
的確に把握している人は多くはありません。

「ラーメンと寿司どっちが食べたい?」
と聞かれる方が答えやすいと思いませんか?

つまり、新規事業においても、
商品やサービスの性能や良さを伝えて

ヒアリングすることよりも、

「このような商品・サービスを作ったのですが、この機能は他社の〇〇と比べてどう思いますか?」

と聞くことの方が
顧客もより理解することができるのです。

このように
コストをほとんどかけずに最低限の商品や
サービス機能を付けた試作品を短期間で作り、

顧客に提供することで顧客の反応を見ます。
⬇️
観察結果を分析し、商品やサービスが市場に
受け入れられるか否か検証
(市場価値が無ければ撤退も考慮)      
⬇️
試作品や商品・サービスに改善を施し、
機能などを追加して再び顧客に提供します。
⬇️
顧客の反応を見ます。
⬇️
分析し、検証します

このサイクルを繰り返すことで、
起業や新規事業の成功率が
飛躍的に高まると言われています。

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MVPの事例

MVPから始めた事例を書いていきます。

Facebook
2004年からFacebookが始まりました。
当時はThe facebookと呼ばれ、
写真を投稿する機能やニュースを見る
機能などはありませんでした。

創業者であるマーク・ザッカーバーグは、
ハーバード大学の学生に対して
他の学生を検索できる交流サイトのみの
必要最小限のサービスを作りました。

その後、アメリカ東海岸の
名門市立大学(アイビーリーグ)の学生の間で
流行し、アメリカ全土の学生に広がります。

そしてアメリカの全高校生にも
サービスが開放され、最終的には
13歳以上の全ての人にサービスが
利用できるようにしました。

2012年9月には月間アクティブユーザー数は世界で10億人を超えました。

収益のほとんどが広告費ですが
2018年は558億ドル、2019年は707億ドルへと伸ばしました。
※707億ドルは日本円に換算すると約7.7兆円

Instagram
インスタの愛称で知られるInstagramは、
位置情報サービス『burbm』としてリリースされました。

しかし、ユーザー数が伸び悩み
そのなかで、ユーザー同士が写真共有機能を
積極的に使っているという事実を発見しました。 

当時の位置情報アプリに
写真機能があるBurbnの逆で、
写真機能の中に位置情報を含める
『Instagram』が開発されました。

結果的に、今のInstagramの原型である
「写真共有」をメインにした
SNSへと舵を切り、

2010年のリリースから1年を立たずに
登録者数が1000万人に到達し
写真投稿SNSとして大成功を収めたのです。


今回の事例はWebサービスで
最初は機能等も最小限でした。

そして徐々に
性能やサービスを大きくし、
事業が拡大していきました。   

MVPを他の事業に活かすには
どのようにしたら良いのでしょうか?

この記事を書いている時に
実際に思いついた、
あくまでも僕の考えとなります。

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「焼肉屋の事業をやりたい」と決めました。
いきなり「店舗を出す!!」となると
出店する費用や材料費などのその他経費で
かかる費用は約2500万と言われてます。

ですが、キッチンカーを作り
「焼肉弁当を販売する」というのであれば
約250万で済むということになります。

最初は弁当の種類も1種類として
他にはどんな種類の弁当が欲しいのか
どんなサイドメニューがあると良いのか
女性向けのヘルシーな弁当や
男性向けのスタミナ弁当なのか、、、
お客様のニーズに応えた商品開発、
アンケートなどでフィードバックをもらい

また検証を繰り返し、
実際に提供をすれば良いのではないでしょか?

そして最終的に集まった資金で
焼肉屋を出せば事業拡大にもなります。

飲食店に関わらず、
何か事業を始めるにあたって
MVPという考え方は重要に
なってくるのだと思います。

まとめ

新規事業を立ち上げ
「これはいける!」という
アイデアがあればあるほど、
都合の良い検証結果を
導いてしまわないように、

自分自身が客観的な目線で

「このアイデアは自分だけの
 思い込みじゃないか?」

と疑いお客様の声に真摯に
耳を傾けることが大切になります。

お客様からのフィードバックを分析し
検証して反映していくにつれて、
最初の事業とは違うビジネスモデルに
変化していくことになりますが、
その分だけ正しい方向に
進めているということになります。

アイデアの形は最初に描いていたモノと違ったとしても、それが解決したい課題や実現したいことであれば自分のビジョンに合っているでしょう。

きっと最初のアイデアと同じように
ビジネスに対して熱心に
取り組めるのではないでしょうか?

そして自分が心から情熱を持てる
将来を大切することで一歩ずつでも
「正しい」方向へ進んでいくので
それが何よりの成功の近道なんだと思います。


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