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会社を選ぶことはできるが上司を選ぶことはできない、それが組織にいるということ

こんにちは!株式会社フォーバル山本裕介です。『コンサルタントが不要な会社を増やす』を目標に、経営コンサルタントとして活動をしています。経営者・管理職だけでなく、コンサルタントの皆様にとってもプラスになる情報を発信していきます。特に、主体的で自律的な"自走式な組織づくり"のヒントになるようなことを中心にお伝えしていきます。

さて昨今ではほとんどの方が働き方が大きく変わり・・・例えば、在宅勤務や時差出勤、時短勤務で今までと違った働き方になった方や、自宅待機なん手ケースもあるともいます。また、製造業においては輪番制などをとっている企業もあるのではないでしょうか?・・・という中で、人と一緒にいる時間が大幅に減ったのではないかと思います。

なんせ居酒屋に長居することもなければ、朝まで飲み明かす方もいないのでは??(と思いますが)その証拠と言うか、飲む人の数・時間の長さが減ったからこそこんなニュースが後を絶ちませんね☟

おお、ワタミって暫くいっていませんが、飲みの回数が激減(100➤0くらいの勢い)なのでそりゃ影響ありますよね。減ったのは私だけじゃないという証拠にこのようなことが起こっていると。

たくましい!というよりも、こうやって課題解決にいち早く動いている人(企業)がある事が励まされますよ。


と、話がそれたので戻しますが。そうなると、割と自分のことをふと考えることが増えた方いませんか?私は元々よく考えるタイプなのですが、頻度と深さが変わった気がしています。

で、そういう時に社会と自分、会社と自分、組織と自分、上司部下と自分、あとはお客様と自分とか?色々考えませんか。

『自分ってなんでこの仕事してるんだっけ?』
『そういえば最近自分のこと何もしてなかった』
『あれ?なんか学生時代と比べて老けたかな・・・』

とか、何でもいいんですが、自分事を考える機会になったのではないでしょうか。私はとってもいいことだと思っていますよ、どんどん考えましょう。

で、経営コンサルタントとして仕事をしていると『売上拡大』とか『業務効率改善』とかのやり方の話になる事が多いと思われがちですが(実際にこれが一番多いですが)、実は人間関係の悩みの相談を受けることが本当に多いのです。これまでに関わった企業の中でこの手の話が無かったことがほぼゼロなんじゃないかと言うほどに多いです。(毎日あるわけじゃないです)

上司が部下との関係に悩むことがあれば、部下が上司との関係、同僚との関係に悩むこともある。または家庭のことで相談を受けることも・・・(え??そこまで?と思いますよね)

ということで人間関係に悩む方(それぞれの立場で)にとって少しでもほっとできるような話ができればと思い今回は"選べる&選べないの色々について"を書いていきます!

1.自分で選べるのが人生だ!という考え

語弊を恐れずにあえて言うならば、今の環境は全て自分が選択して進んできた結果であるということです。こういう言い方をしてしまうと元も子もないという方もいるでしょう。

でも実際にそうなんだと思えることが、大人になると非常に多いですよね。そう、"大人になると"これが条件です。これについては後ほど言及したいと思いますが、どうでしょうか?今の自分の環境は『すべて他人が決めた』と言い切れますか?

これにかんして、答えは『No』という人が多いでしょう。

私の話をしますね。わたしは東京大学を卒業していません。これはそもそも入学していないからです。そして、東大を受験していませんでした。何なら東大を目指していませんでした。

目指していたら入れたのか?そんなものは知りませんが、目指していなかったんですよ、自分の意志で。※『絶対に目指さないぞ!』なんて言っていたわけじゃないですよ

もっと言えば、学習だって自分の意志で日々続けていませんでしたし、疑問に思った時に理解できるまで先生に聞きに行くこともしませんでした。成績のいいクラスメイトに質問することすらしませんでしたね。

といろいろ振返ると、結局今東大卒じゃない私は私自身の選択(行動)によって作られていると言っていいと思います。(少し言い過ぎか)

これって、宇宙飛行士じゃないことも、小さい頃に願った大工さんじゃないことも、消防士じゃないことも、全て自分自身が選んで進んできた道を通ったうえで『そうならずに今の自分になっている』わけなので、私の人生は自分が選んで進んできたと思えます。


少しわかりにくいことを言ったかもしれませんが、別の言い方をしてみましょう。

私が実際に選んだことを挙げてみます。

■自分で選択したこと(今から過去にさかのぼります)
・起きる時間寝る時間
・時間を何に使うか(学習、仕事、家事、娯楽など)
・仕事における決断(何をどうするか)
・人生のパートナー(結婚相手)※選ぶ側ではなかったかもw
・付き合う仲間
・今の職種やこれまでのキャリア(今は経営コンサルタント)
・社会人になってから入学した大学(放送大学)
・住む場所
・働いている会社(株式会社フォーバル)
・旅先(スペイン、ブラジルとか)
・選んだバイトやサークル・趣味(何なら仲良くする友達も)
・高校の後に進んだ大学(関西外国語大学)
・入った高校(静岡県立浜松西高等学校)
・お小遣いやお年玉の使い道
・幼稚園の時から続けたサッカー

他にも小さい事で自分で選んだことはあると思います。『ハンバーグとエビフライどっちがいいか?』という親から聞かれる究極の選択や、『好きです!』と言われたときに何て返すのか甘酸っぱい体験など。

何となくこうやって見ると人生のステージが進むにつれて自分で選んで進んでいるように感じられますね。


2.人生では自分で選べない事だってたくさんだ!

そうは言っても、どうやっても自分ではどうしようもない環境条件だってありますよね。そんなことがあるのは私もさすがにわかります。

私のことで少し挙げてみましょう。

■自分が選べなかった・選べないこと(現在から過去にさかのぼります)
・配属組織(上司、部下、同僚などすべての環境)
・仕事上の納期(受け身の場合は)
・義務教育で通う小中学校
・小中学校内のコミュニティ(限られた中での交友関係)
・幼稚園と保育園
・住む場所(誕生~高校卒業まで)
・一緒に住む家族(別に嫌だったわけじゃないです)
・生まれた日時や場所・家(選んだという説もありますね)

自分で選べなかったシリーズについて言えば私の場合は高校卒業までの住環境が親が決めてくれていたので選べてはいませんね。記憶にあまりないためもっとあると思いますが、高校卒業以前に固まっているようです。

ちなみに、家族に対して嫌な思いは全くなく、自分で選べなかったことで悔いていることは無しですのであしからず。

ただ交友関係で言えば、義務教育期間は特に住んでいる地域にある学校に通うということが決まっており(たぶん人によっては外の学校に行ったりしていた)趣味趣向が全く違う人もたくさんいる場所の中で気が合いそうな人を見つけては仲良くしていたんだろうなと思います。

もちろん今も連絡を取り合う関係の友人もいますが、高校以降知り合った友人との付き合いの方が深く長いかもしれません。(※私の場合です)

とまあ、そんなことはどうでもいいのですが、ここでは選べない事もたくさんあるよ!ということが分かればいいのです。そして、選べない環境が結果的に自分にとっては幸せだったり、不幸だったり、それは人それぞれだということです。運と言ってしまってはどうしようもありませんが、めぐりあわせと言うのはそういうことでしょう。


3.選べて選べない、それが人生

ここまでいろいろ挙げてみましたが、結局のところ選べることと選べないことがあるよというだけの話です。これを分かっていると何かが起こった時に何となく受けとめられるようになります。

少しつらいことがあったとして、自分が選んだことにより起こっていることであればそれを反省し、次に進むための決断をすればいいです。そして、自分では選べない環境によるものであればもうどうしようもないんですよ。あなたは悪くない、全然悪くないんですよ。

だから大いに環境のせいにすればいい。その環境があなたにとってつらい結果しか生まないってことですから。その時は迷わず逃げていいと、私は思っています。

『逃げだ』ということを言われることもあるかもしれませんが、経営戦略にだって『撤退』と言うものだってあるのです。時には潔く退散する、そして準備をして再度あたらしい形でチャレンジする、それでいいじゃないですか。

つらいのにずっと我慢して、時が来るまで待てばいいだなんて、それこそ今も昔もそんなことおかしいと思いますよ。


4.会社組織にいて"今"つらいアナタへ

私はあなたのことを責める気は一切ありません。つらい状態ということは誰にとってもいいことありませんから、是非自分を大切にしてあげて欲しいです。どうするか?という方法の話はしませんが、是非続きを読んでください。

あなたが入社何年目か分かりませんが、入社した時は間違いなくあなたが選んで入ったわけですよね?もちろん、会社側からも選ばれたわけなのでお互いに選んだと言えますが。

その当時の気持ちと比べて今の気持ちは全く正反対なのだと思いますが、それだからと言って会社が憎いという感覚は少し違うかもしれません。はっきり言って、あなたの上司が悪いんですよ?(経営者も上司にあたります)

いいと思って入った会社が悪いわけないです、でもあなたが苦しんでいるならばそれは間違いなく上司が悪いです。

上司が一般的にいい人と言われている人で、あなたが先輩社員にいじめられていて、それがつらくて・・・と言う場合でもその上司が悪いです。もちろん先輩も悪いけど。組織の状態はリーダーの姿を映していると言いいますが、あなたの目の前で起こっているひどい事は上司が原因なのです。

社員同士でギスギスしているのに気づけない、改善できない、そんな人は退場してもらう方がいいのですが、それもできないということもあるでしょう。そうです、これこそが選べない事なのです。社員である立場ならば、あなたがどの組織に行くかを選べないし、上司先輩も選べませんね。

選べない事なので、無理せずに退避するのは良い策なんですよ。それだけは覚えておいてください。

もちろん、そんな中でも自分で選んだ会社を良くしたくて、絶対に残って成果出してやる!!!という思いを持って仕事を続けることもとても大切です。私はこちら側のタイプだと思います(⌒⌒)

5.つらい人が我慢しなければならない社会は嫌だ

ハラスメントの相談を受けると本当に聞いている私までつらくなりますね。たまに聞くのですが、ハラスメントがあったために通報をした本人が職場にいられなくなるというケースがあるそうです。

これって本当にやなことですよ。なぜか訴えられた本人はそのまま仕事を続けられて、訴えた側は辞めざるを得なくなって・・・なんて話、ドラマみたいなひどい話あるんですよね。

つらい思いをしているのにその人が我慢しなければならない、そして被害者側がなぜか追い込まれるような、そんな社会は願い下げですね。


ハラスメントのことが専門なわけではなりませんが、苦しんでいる方はまずは『選んだ結果なのか』『どうしようもないことなのか』これを冷静に考えてみてください。たぶん後者ですよ。

その場合は、あなたは悪くない!これだけはお伝えしたいと思い、今回の記事を書かせていただきました。


どの会社で働くか?は自分で選べますが、上司が誰かは選べないのです。最低な上司、無能な上司の元で我慢して働くくらいならそこから立ち去ってもいいし、その上司に去ってもらってもいいと思います。

こういう考えの人が世の中にいるということだけでも知ってもらえると嬉しいです👍

選べることは多いし、選べないことが多い、それが人生だって最近は感じます。


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