第12段 サイコロを振った結果は、偶然か必然か
本段の結論
〜偶然なんてない、
全ては繋がっていて必然の結果なのだ〜
偶然か必然か、それが問題だ
サイコロを振ると、何かの目が出る。
これは偶然か必然か?
ある人は
「サイコロのどの目が出るかなんて、
偶然だよ偶然!ハハハ(^O^)」
と言うだろう。
偶然とは、たまたま。必然でない。
原因などない。
因果関係はないとする考え方。
原因なく起こった結果ということである。
またある人は、シンプルに
「それは1/6の確率で起きる
事象である」
と言うかも知れない。
確率とは?
偶然起こる現象の、現象全てに対する割合。
事象の起こりやすさを数値化した指標である。
この定義からすると、
確率という考え方そのものが、
偶然に起こる事象であることを
前提としていることがわかる。
しかし、本当にそうだろうか?
サイコロの目は偶然出た、
と簡単に片付けてしまっていいのだろうか?
サイコロの目が出る現象は
偶然でも、確率として片付けられる
問題でもなく、
必然の結果として起きるのではないか、
と私は考える。
( ゚ ゚;)/ナ,ナンデヤネン…
きっと多くの読者がそう思われたことだろう。
ハイスピードカメラのようにとらえる
それでは、サイコロを振るという人間の同作、
現象をより緻密に、詳細に見ていこう。
サイコロを振る前から、サイコロが
静止するまで、様々な状況設定が存在する。
・サイコロを持っている向き、角度
・手の動き
・サイコロの持ち手の筋肉量、体格
・サイコロと手の摩擦係数
・サイコロに加えられた加速度
・サイコロが落下する際の空気抵抗
・温度、湿度、空気の成分、密度、風速
・地球上のサイコロを振る地点の重力加速度
・コリオリの力
・サイコロ着地点の硬さ、反発係数
・サイコロが跳ね返った時の反作用による
空間ベクトルの連続的転換
・そもそもの問題として、サイコロ
そのものの分子レベルでの形状把握、
分子組成把握、内部構造、外部構造把握、
質量分布。
全ての面が均一に形成されてはいない。
重心も厳密な中央ではなく、
微妙にずれている。
・運動する物体に対して適用される、
一般相対性理論における時空の歪み、収縮
・・・・・
(^^)/ これヤマモッさんが
適当なこと言うてるだけやで★
この他にも、まだまだサイコロが出る目を
厳密に計算する上で、検討すべき要素は
あると思うが、私の知識だとこの程度が
限界である。
(空気中を移動する物体の流体力学?
考え出したらキリがない。)
それにしても、これほどまでに複雑な要素が
絡み合って、次の瞬間のサイコロの動きに
繋がっていくと考えると、
サイコロのどの目が出て静止するかは、
全く必然の事象であると
言わざるを得ないではないか。
実際にサイコロが手から離れて、
ある面を上に向けて静止するまでに時間は、
たったの1秒かそこらに過ぎないものであるが。
その全ての瞬間の動きをつぶさに見ていくと、
すべては必然的な物理法則、
合理性のもとに成り立っていることが
分かるのである。
このように、細かく細かく、
途方もなく細かく見ていくと、
サイコロを投げる前から出る目は
決まっている、とまではいえないものの、
諸条件からサイコロが手から離れて
ある面を上にして静止するまでの間には、
寸分も狂いのない完全なる因果律が
あることが容易に想像できるだろう。
もしかすると、超ハイスピードカメラと
スーパーコンピューターを用いれば、
こうした緻密な計算も
可能となるのかも知れない。
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