見出し画像

節分祭


広島市の己斐(こい)という町の山の上にある
旭山神社の節分祭に行きました。
己斐の地名は神功皇后が三韓征伐でこの山に立ち寄った際に
県主が献上した鯉を大変お喜びになったことから付いたといわれます。
旭山という名前は毛利元就が厳島合戦の戦勝祈願にこの宮に登った際に
東から朝日が昇るのを見て縁起が良いと喜んだことから
そう呼ばれるようになったといわれます。

旭山神社の節分祭では豆まきの他に、
「貝替(かいがえ)」という特殊行事があります。
貝の中にくじが入っており、木の棒で叩いて割り
中から出たくじで色々なものが当たるという
全国でも珍しい楽しい行事です。
古くから行われており、元々は貝をお互いに交換して
福を交換するという意味があったそうです。

私もやってみました。
花鉢が当たりました。ほぼ全員賞といった感じで、たくさん用意されていました。
己斐は植木屋の町といわれます。
江戸時代に広島城主として入府した浅野長晟に従って
広島に来た牡丹屋が己斐で栽培を始め
以後、己斐が園芸の地・植木屋の町と呼ばれたとのこと。
己斐の町らしい景品だなと感心しました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?