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芸備線勉強会

広島県庄原市西城町で開催された芸備線の勉強会に参加しました。
私も世話人として名を連ねている芸備線魅力創造プロジェクトと
庄原市芸備線・木次線利用促進協議会西城地域チームとの共催で
日本総研主席研究員の藻谷浩介さんを講師としてお招きしたものです。

住民一人当たりの生活保護費をひきながら
実は大都市よりも地方の町の方が生活が豊かだと紹介。
日本の大都市圏は世界的に見ると異常なレベルの人口過密地で
ここを基準に赤字・黒字という尺度で公共交通を捉えてはおかしくなる。
世界的には交通インフラは上下分離が常識で
日本では道路も空港、港もすべて「赤字」だけど
公共体がインフラを整備した上下分離。
鉄道だけインフラも全て民間に背負わせているのが良くない。
鉄道に対しても揮発油税の一部を鉄道に使うなど
国の支援を引き出して上下分離への声を上げていかなければ、と
ときには聴衆を煽りながらも、力強いエールを送られていました。

参加者は地元を含めて80人ほどでしたが、
皆さん自分事としてしっかり考え行動していかねば
という気持ちを強くされたようでした。

実は私は前日に新聞の取材を受け、
「芸備線の観光コンテンツとしての魅力をグローバルに発信し、
インバウンドを呼び込んで地域経済を回すなど、
交通手段としてだけでなく、とことん活用しては」と話したのですが
同じようなことを藻谷さんも仰っていて、びっくりしました。

良い機会を頂いて大変ありがとうございました。

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