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「世界平和」と「お金」その11 お金の不安から自由になるには?5

前回、お金の不安とは、自分への不安であり、自分を信頼していれば、お金を信頼することができる、とお伝えしました。

何が起きても大丈夫、何とかなる、と知っているので、軽やかにチャンスを掴み、自分が好きで得意なことでお金を豊かに稼ぎ、自分の幸せや世界の平和のために豊かに使うことができる。

とは言え、そんなに自分を信頼できない、どうしたら自分を、そして宇宙を信頼できるのか?

自分はできる!自分は優秀だ!などとアファメーションするのは、逆効果です。

なぜなら、本当は自分はできない、自分は優秀じゃない、だからこんなアファメーションをしているのだ、ということを潜在意識は知っているからです。

つまりアファメーションすればするほど、本当は自分に自信が無い、ということを強化してしまうのですね。(このあたりはロバート・フリッツ氏の著書をぜひお読みください)

ではどうしたらいいのか?

まず、自分を信じるとは、自分はできるとか、自分は優秀だとか、そういうこととは関係ないのです。

そうではなく、自分は一人では何もできない、いいところもあるけどダメなところもたくさんある、でもそんな自分でも愛されているし、守られている、というのが本当の意味での自信です。

自信というと、偉そうで自慢気で傲慢な人を思い浮かべるかもしれませんが、逆です。

本当に自信がある人は、謙虚です。

偉そうにする人は、本当は自信が無いのですね。

自信とは、自分の良い部分もダメな部分も否定せずにあるがままに受け容れ、慈しみ、そんな自分でも愛されている、守られている、と知っていることです。

陰と陽を統合した、ニュートラルで、無駄な力が入っていない、自然体な在り方。

武道でもスポーツでも、あるいは仕事でも、自然体が一番強いですね。

ではどうすれば、自分をダメ出しすることなく、良い部分もダメな部分もあるがままに受け容れ、慈しむことができるのか?

ダメな私も素晴らしい!と無理に思い込もうとするのは、アファメーションと同じで、逆効果です。

どうすればいいのか?

それは、現実をあるがままに観ることです。

既に溢れるほどの愛と豊かさを受け取ってきた、という事実をあるがままに観ることです。

ここまで生きてきたということは、少なくとも幼少期の間は、誰かから食事や住む場所や衣服などを与えられてきたはずです。

私は親に愛されなかった!という方もいるかも知れませんが、それはほとんどの場合は誤解だし、仮にそうだとしても、誰かの愛が無ければここまで生きてこれてないはずです。

いやそれ以前に、太陽や空気や水や大地、そこから生まれる豊かな食べ物など、ものすごい愛と豊かさを受け取ってきています。

たとえば今日食べた食事ひとつ取ってみても、その食事を作ってくれた人はもちろん、食材をお店で売ってくれた人やお店まで届けてくれた人、その食材を育ててくれた人、さらにはそうした営みを可能にするためには道路や電気や水道などのインフラも必要で、そうしたインフラを整えてくれた人、もちろん食材を生み育てる太陽や空気や水や大地など、たくさんの愛と豊かさを受け取っています。

日本だと、たとえば電車が数分遅れるだけで文句を言う人がいますが、電車が定時通りに運行するためにどれだけたくさんの人が努力しているか、それは鉄道会社だけでなく建設会社や部品製造会社や電力会社など本当にたくさんの人たちが含まれますが、それを思えば感謝しこそすれ、文句など出ないはずです。

でもお金の奴隷になっている人たちは、定時運行するのは電車賃を払ってるのだから当然だ、こっちは客だ、お金を払ってる方が偉いんだ、お前らは定時通りに運行する義務があるんだ、と思ってしまう。

豊かさを感じられないから、お金も豊かに稼げないし、お金にしがみつくし、その結果さらにお金の奴隷になってしまうのです。

だから、現実をあるがままに観ることが大切です。

ものすごくたくさんの愛と豊かさを受け取ってきたし、今もすでに、十分すぎるほどの愛と豊かさを受け取っているという現実を。

無理にポジティブに考えるとか、無理に感謝するとかではなく、現実をあるがままに観る。

無理して自分を愛そうとか、自分を信頼しようとするのではなく、既に自分は十分すぎるほどに愛と豊かさを受け取っていた、宇宙に愛されていたのだ、という現実に気付くことです。

この現実を観る力が、Sense of wonderです。

身の回りの出来事すべてに奇跡を見て、感嘆し、感謝する力です。

その逆が、お金を払ってるのだから当然、という考え方です。

このSense of wonderは、油断しているとすぐに忘れてしまいます。

すぐに、あるのが当然だ、というモードに入ってしまうのですね。

だから初めのうちは、筋トレだと思って、意識的に現実を観るように訓練する必要があります。

たとえば蛇口をひねって水が出たら、この水が届くまでにどれだけの人たちが関わっているのか、その奇跡に思いを巡らせてみるのです。

無理に感謝しようとするのではなく、現実をあるがままに観る訓練です。

どれくらい訓練すればいいかというと、自然に感謝が溢れてくる状態が目安です。

この訓練を経ないと、ダメな自分も含めてあるがままに自分を愛し慈しみ、自分を信頼し宇宙を信頼する、というのはなかなか難しいでしょう。

既に自分は十分すぎるほどに愛と豊かさを受け取ってきたことを自覚し感謝が自然に溢れるようになってから、自分の良い部分もダメな部分もまるごと、あるがままに愛し慈しむことで、謙虚な、無理のない軽やかな自信を育むことができるのです。

いやそんなことよりも、お金の稼ぎ方やいい投資先を教えてくれよ、と思う方もいるかもしれませんが、既に自分が十分すぎるほどに愛と豊かさを受け取っているという現実に気付き自然に感謝が溢れることが、すべての起点です。

ということで、ようやくスタートラインに立ったので、次回からは世界を平和にするお金の豊かな稼ぎ方について書いてみようと思います。

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