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「世界平和」と「お金」その9 お金の不安から自由になるには?3

前回書いたように、お金が無いと生きていけない、というのは明確な幻想です。

お金が無くても、自分が好きで得意なことをして誰かに貢献していれば、絶対に生きていけます。

でもお金が無いと不自由で惨めになる、というのはよりリアルな現実のように見えます。

たとえば東京から博多に行こうと思ったとき、お金があれば飛行機や新幹線で、しかもファーストクラスやグリーン席で行けるけど、お金が無ければ徒歩で行くしかない、というように、選択肢が狭まります。

お金というのは選択肢を広げるもの、お金があれば自由度が増す、お金が無ければ不自由になる、というのは確からしい。

お金が無いと狭い家にしか住めない、美味しいものも食べられない、服も選べない、惨めだ、だからお金の不安は幻想ではなくリアルなんだ、ということですね。

その不自由さ、惨めさが嫌だから、お金のために自分がやりたくない仕事を我慢して続ける、せっかく志を生きようと決意しても結局諦めて今の会社にしがみつく、素晴らしい社会活動をしている人たちを応援したいけど貯金に回す、人に優しくしたいけどお金を優先する、というわけです。

でも本当にそうなのか?

さっきも言ったように、お金というのは選択肢を広げます。

この選択肢の広さが、豊かさのように見えます。

そして選択肢が狭いことが、貧しさのように見えますね。

でも本当にお金が無くて、選択肢が狭まって、もう今日食べるご飯を買うこともできない、住む場所も無い、人に頼らなければ生きていけない、となったら、それは本当に惨めで辛いことなのでしょうか?

その瞬間は、惨めで辛いかもしれない。

でもそんな体験は、普通はなかなかできません。

普通に生きていたら出来ない体験です。

つまり体験の幅、という意味では、ものすごく豊かです。

お金は、様々な体験をするための道具です。

でもお金が無いことで、普通ではできない様々な体験ができる。

ここがポイントですが、お金があることが豊かさ、であると同時に、お金が無くて普通ではできない体験ができることもまた、豊かさなのです。

僕たちは、様々な体験をするために、この世に肉体を持って生まれてきています。

そして体験の幅は広い方がいい。

それが人生の豊かさになります。

お金があれば、大抵のことをお金で解決してしまいます。

お金が無ければ、創意工夫するし、いろんな人の助けを借りるし、普通ではできない辛くて大変な体験もします。

それらは、実はものすごい豊かさなのです。

だからお金は要らないとか、清貧は素晴らしいとか、そんなことを言いたいのではなく、大切なのは、お金があっても無くても人生は豊かだということです。

そしてそれが本当に心底理解できると、お金の不安から自由になります。

お金の不安から自由になると、やりたいことを我慢せずに自分が好きで得意なことを仕事にしてより多くのお金を稼げるようになるし、不安を解消するための浪費も減るし、人のためにお金を使うことができるので、結果的にお金は増えていきます。

繰り返しますが、お金はものすごく便利なツールなので、あるに越したことは無い。

でもお金があっても無くても人生は豊かなのです。

お金に執着する必要は無いし、お金の不安に振り回されて大切なことを犠牲にする必要も無い。

そこに気づくことで、むしろお金は増えていく。

とここまで書いてきて、お金が無くて大変な体験をするのが豊かさなんてとてもそうは思えない、そんな惨めな状況に置かれたら恥ずかしいし耐えられない、という方もいると思うので、次回はその部分について書いてみようと思います。

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