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元気の源 High Power Print vol.24 俺の話を聞け!

ふと自分の社会人デビューの時を思い浮かびました。
入社1989年4月。
今考えてみると、平成としての初の社会人組の一人です。

港区の印刷会社。
その印刷会社は電化製品やPC関連に付随する取扱説明書をメインに手掛ける会社で、多言語にも展開し製品と一緒に輸出されていました。

とにかく忙しい会社で、今では思い切り引っかかるような働き方をしておりました(苦笑)。
その時の僕の面倒を見てくださった先輩がいらっしゃるのですが、あまりにも激務で辛かった時に先輩に何故この会社に入社したのか尋ねたことがありました。
その時の答えが『印刷会社って受注産業で楽だと思ったから。』

それから時が経ち、今ではどの業界も熾烈な競争下にあると思います。
試食前提 無料体験サービス 提案型は当たり前。

でもここで考えてみる必要があります。
本当にこちらからの提供しているものやサービスが、ターゲットとする層のお客様にとって必要でしょうか?

試食で考えてみましょう。
インスタ映えスイーツ好き女子に塩辛は刺さりません。
高所恐怖症の人にバンジージャンプ無料体験は刺さりません。

そう、先ずはお客様の事を理解するために、そのお客様のお話を聞くことが大切なんです。
先日とある若い女性の方がお仕事のご相談に来社されました。
弊社にいらっしゃる前に他の印刷会社にも相談したとのこと。
ちなみに何故弊社にもお声がけ頂いたのか聞いてみると『最初に相談した会社は親身になって相談に乗って頂けなかった。』

もうこれでこの方への弊社のアプローチは決まりです。
この方が選びやすい様に、押し付けにならない様な選択肢をご提案させて頂きました。

世にすでに出回っている商品でも同様ですよね。
今はネットでレビューで検討することが多いと思います。
そのレビューの中には残念ながらお叱りや不満もしばしば。
これを解決するには。。。
もうお解りですね。

人が行動するのには訳があります。
お電話頂くのもお問い合わせ頂くのも、全てはお困りのことがあるから。

先ずは『俺の話を聞け!』

編集後記:夏休みに映画を久しぶりに観に行って参りました。ふとプランを観ると夫婦50割が適用対象であることに気づきました。平成としての初の社会人 あっという間にシニア世代に突入しております(汗)。


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