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元気の源 High Power Print vol.83 【清里に来た男】を観て

2代目ゴロが山本家にやってきて1年半。
お陰様で癒される日々を過ごしております。
推定年齢ですが6歳と半年です。
 
保護犬となるまでどの様な経緯を辿ったのか定かではありませんが、
・衛生環境が劣悪だったのか、歯が通常の半分くらいしかありません。
・犬のイベントやドッグランに時々出かけるのですが、必ず恐怖でブルブル震えてしまいます(我が家に来る前のお見合い会でもブルブル震えておりました)。
・朝夕の散歩が好きでは無く、用足しが終了したら帰りたいモードです。
飼い主バカの報告失礼致しました。
それでも家や一緒に出掛ける車の中では、非常にリラックスしてくれているのが有難い限りです。
 
そんなゴロのイレギュラーな早朝トイレに急かされて、たまたまNHKで放送されていた日曜早朝のドキュメント番組を観ました。
「清里に来た男~山梨・ブームが去った街で~」
 
僕が大学生だった80年代後半は、清里は非常に沢山の観光客で賑わった避暑地でした。しかし時が経った今、駅前は閑散に近い状態で店舗の多くは廃業に追い込まれたり、なんとかひっそりと営業続けていたり、厳しい状況。
そんなシャッター化した清里に、独りの男性が目を付けます。
『清里は可能性に溢れている。こんな可能性のある場所は無い。』
 
この方は東京のデザイナーさんで、大きなプロジェクトでも数々の実績を積まれて来た中野さんという方。中野さんは移住されてから幾つかの空き物件を購入し、リノベーションを試みます。しかし自分の物件だけでは清里再生のインパクトは弱い為、現在清里で店舗経営されている方々に説明会などを通じて一緒にやりませんかと呼びかけます。説明会だけでなく、中野さんは一軒一軒戸別訪問し自分の考えや現店舗様の悩みなども共有して行きます。
 
中野さんの熱意のこもった呼びかけに対し、
・そんなに上手く行く筈がない
・開けば当たった80年代とは違う
・しかしながら中野さんのプロジェクトに興味はある
(興味のある経営者は、中野さんをご自宅のバーベキューに招いて色々と語り合っていらっしゃいました。)
清里の店舗経営者の気持ちが、それぞれ割れて行きます。
 
如何ですか。
全国シャッター商店街が溢れる今、非常に考えさせられるドキュメントでした。
僕は清里の店舗経営者の心の揺れに凄い共感を抱きました。
実績のある中野さんの呼びかけに非常に興味はありますが、結果は全て自分の責任となります。
ただ人生は一度きりで、成長を諦めたら衰退のみです。
 
この番組の最後は、中野さんがとりあえず学習塾をリノベーションオープンするところで終わりました。子供達が集まらないと人が集まらないからだそうです。
 
編集後記
主人公のデザイナーさん、調べたら中野シロウさんという方で凄い実績の方です。是非ググってみてください。またこの番組に感化された僕は、日帰りで清里に出向きました。シャッターではありましたが、一部の商業施設や観光スポットは賑わっておりエネルギーを頂きました。また自分用のお土産に桔梗信玄黒蜜きな粉リキュールを!暫く経ったら再び訪れたいと思いました。

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