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kotoba club通信 202406

高知はうだるような暑さが続いている今週。「あぁ、そうだった、高知の暑さはこうだった」と、一年ぶりに夏の高知の過酷さ・楽しさを思い出しています。日々あっという間に暑さが増していくだろうことには少ししんどさもありますが、その暑さが高知の好きなところ。

6月、ちょっと気持ちがどよんとしていたりもしましたが、夏に向けてまた上向きでいきたいなと思わせてくれる最近の日々です。

さて、「kotoba club」のお試し会を開催した5月から1カ月少し、先週6月28日(金)、正式に「第一回kotoba club」を開催しました。

お試し会に参加してくださったみなさんがお申し込みくださり(キャンセルもあったので最終的に全員の参加ではなかったですが)、また、新しく2名の方を迎え、計7名で無事初回の開催を終えました。

お試し会の際の開催内容と内容はほとんど変えず、一旦しばらくはこの形でいこうと、第一回も自己紹介、テーマ発表、文章を書く、隣の人と交換して見せ合う、感想を書くという工程で行いました。

自己紹介は回を重ねるにつれ、みなさんを掘り下げられるように。
今回は「好きなこと・趣味」や「最近楽しかったこと」を
簡単に話していただきました

第一回のテーマは「雨×○○」。「○○」の部分には、「学校」「旅」「動植物」という3つのテーマを用意し、好きなものをそれぞれ選んでいただいて、「雨×学校」といった2つの項目の掛け合わせで文章を書くようにしました。

このテーマにしたのには、やっぱり梅雨時であるということがひとつ。事前にテーマを何にしようか考えていた際、「ありきたりすぎ?」と思い違うものにしようとも思いましたが、「やっぱりこの季節にしか書けないもの、感じられないものを」というところに落ち着き、「雨」をテーマにしました。

でも、それだけじゃちょっとつまらない?というところから、+αでテーマを掛け合わせることに。学校、旅、動植物、割と雨と結びつきやすいのではないかというものを3つご用意し、あとは選択制にさせてもらいました。

「学校」は日々のことですし、誰もが雨降る中に登下校をしたり、雨の遠足、雨の修学旅行などを経験しているかなと思います。そのため、開催前には、「きっと『学校』を選ぶ人が一番多いのではないか」と思っていました。

実際に選んだのが一番多かったのは「動植物」。「学校」は一番少ないという結果に。私自身は「これが書きやすいのでは」と思っていても、みなさんにとってはそれが必ずしも当てはまることではない。これも面白いなぁと思うところです。

会場には紫陽花を家主さんが飾ってくれていました

今回皆さんが書いていたのは、
「雨と聞いて思い出すのは、光る雨粒や綺麗なアジサイではなく、道いっぱいに広がったカンタロウ」(雨×動植物)
「空から降り注ぐ雫が、新しい自分になれるような気にしてくれる」(雨×動植物)
「済州島へ家族と旅行に行った際に雨の中撮影した一枚の写真のこと」(雨×旅)
「雨だれの曲について」(雨×旅)
「雨の日の学校はうるさい」(雨×学校)
「雨の日に学校の図書館で遊んだ友だちとのゲームの話」(雨×学校)
「色々な動植物が登場するストーリー」(雨×動植物)
といった内容でした。

こうまとめて書いてしまうと、その文章を読んでいない方からするとなんでもないように捉えられてしまうこともあると思うのですが、どれも本当にストーリーが詰まっていて、雨の捉え方が7者7様。でも、皆さんそれぞれが自分の心で感じた感情、記憶、思い出を素朴に映し出していて、お試し回同様、真剣に自分と向き合う時間にしてくれていたことが文章から伝わってきました。

同じテーマではあるものの、また違うテーマを掛け合わせ、違う視点を加えて書いてみたりするのも面白いものだなとまた新たな発見がありました。準備する側が、参加した方々に気づかされることって本当に多いなと、kotoba clubやイベントを開催している最近はよく思うところです。

今回は皆さんさらに一生懸命書いてくださり、
最終的には50分間時間をとりました
書いたり、手を止めて悩んだり、その様子を会場の外の窓からのぞき見

BGMには、参加者の方が持ってきてくださったレコードをかけながら。終了後にも「これはきっとこの会場(海を目の前にした会場)に合うと思う」とまた違うレコードをかけてくださったり、kotoba club の海が見える素敵な会場を含めて、一緒に楽しんでいただけてとても嬉しかったです。

雨上がりにレコードを聴きながら

また、毎回異なるおやつを用意している(していく予定)のですが、今回は「梅雨」ということで、黒潮町のお隣・四万十市の和菓子屋「おおいし」さんの「紫陽花」を用意させていただきました。言葉を紡ぐ空間ではありますが、こうして、金曜日の夜、疲れが溜まった時間に集まっていただいた皆さんと、おやつも食べながら、少しでも快適で、きらきらときめく時間を持てたらなと思っています。

四万十市の和菓子屋「おおいし」さんの『紫陽花』を
皆さんといただきました

最後に、次回開催のお知らせです。ご参加を希望される方は以下をご確認いただき、期限までにお申し込みください。

それでは、また次回も皆さんと一緒に、新たな言葉を紡げますように。

「第二回 kotoba club」
●日時
 2024年7月26日(金)18:30-20:30
●場所
 黒潮町内
 (ご参加される方にお伝えします)
●料金
 500円
●内容
 テーマに対して各自が自由に綴ります。
 おいしいおやつと飲みものを用意します。
 綴ったあとは、参加者間でシェアします。
●申込
 参加を希望される方は、事前にYamamoto Marketの
 インスタグラムアカウントへDMにで下記事項を記載し、
 ご連絡ください。
 氏名(フルネーム)、連絡先(電話番号&メール)、
 住所(お住まいの市町村)
 ※すでにご参加いただいたことがある方は、
 「参加したい」旨を送っていただくだけでOKです。
●申込締切、定員
 締切は7月10日(水)、定員は7名です。
 定員を超えた場合は抽選となります。
 10日以降に抽選結果をお知らせします。

*遠方の方向けのご参加について
遠方の方で、「参加したいけれど遠くてなかなか・・・」というお声をいくつかいただきました。
基本的には、まずはkotoba clubの会場で、やっぱり実際にご参加いただきたいと思っています。ただ、一度でもご参加いただければある程度雰囲気もわかっていただけるかなと思います。
一度まずは日程が合う際に会場でご一緒し、その後もできれば現地会場へお越しいただきたいですが、毎回は難しいという方については、開催日当日にメッセージでテーマをお伝えし、ご自分のご自宅などで書いていただきご提出いただくという形を取りたいと思います。
この形も試験的なものなので、できるだけ良い方法が取れるよう、お試しをしながら変更していくこともありますので、ご了承ください。
まずはそういった方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。

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