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絶望少女

そして絶望少女仄かに笑っていた
来たるべき終末に胸が踊っていた
そんな絶望少女に僕は恋していた
最終的に不幸になるとして
それがどうした

さよならを二日分飲み干して
地面からちょっと浮かんだ
着地するその身体受け止めた
衝撃は流石に重いよ

不機嫌を都合よく使うのも
不自由を振り回すのも
嫌われるだけだからやめときなよ
僕の前だけにしときなよ

優しい言葉は心の2ミリ前で止まった
汚れた自分と結局釣り合わなくてやめた
飽和した娯楽と退屈が
余計に虚しくさせるんだわ

絶望少女は将来設計図
燃やした

治らない美しさぶら下げて
時間切れまで粘ろうか
着実にその身体蝕んだ
遠巻きに見ているだけじゃ嫌

不機嫌の奥底に隠している
ほんの少しだけの期待も
叶うかは謎だけど付き合うよ
僕と窓枠を壊そう

絶望少女仄かに笑っていた


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