山本いろは

主に自作の曲のために書いた詩を投稿します。 どうぞお手柔らかに。 ボカロPやってます。

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最近の記事

あらゆる全ての唄がハローとグッバイであるということ(アンチミームに関する駄文)

前書き 「今日のライブ、これだけたくさんの人が来てくれて、でもその誰一人欠けても、こんないい夜にはならなかったと思うし、本当に感謝しています。どうかまた会いに来てください。」 いつか行ったライブで好きなミュージシャンがこんな趣旨のことを言っていた。 ライブの熱に浮かされてじんと来る自分と、「そんなわけないだろう」と少し醒めている自分もいた。 タイトルについて アンチミームという曲を書きました。 自分の曲を解説するのは野暮だと感じるタイプなのですが、想うところがあっ

    • 春が嫌いな100の理由

      春が嫌いだった。 春はあけぼのと誰かが言ったらしいが、僕に言わせてみれば春は鬱の塊でしかない。 意気揚々と開かれる扉、希望を胸に駆け出していく人々、出会いと別れ。 もういいよ、とうんざりする自分。閉じるなよ、と揶揄する声。 扉は閉じている状態こそ通常だと思う。開けっ放しだと叱られるのだから。 簡単に開けるなよ。簡単に開けてたまるか。 いつでもそうやって固く閉ざしてきた。春は開こうとする。 塊になって押し寄せて図々しく居座ろうとする。 そんな光は憂鬱だろう。 春が嫌いだった。

    あらゆる全ての唄がハローとグッバイであるということ(アンチミームに関する駄文)