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精進料理に目覚める散歩前 #45 北

北の大地に降り立ったからには
アレとコレと。。。コレも食そう。

本来のお役目をすっかり後回しにして
海の幸の事で頭がいっぱいなワタクシは
市場の事ばかりをGoogle大先生に尋ねている。

先ずは何から口にしようか。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと
体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。



美味しいもの、大好物に溢れている北海道である。

ホイホイと誘惑に従ったワタクシは
ご当地グルメはオッケーであると

特別ルールを適用して
アトピー さんに気づかれぬよう
コソコソ北海道グルメを堪能する。

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5個入りを選んだなるとのザンギは
全てを食べ切らなければ良いとして
お宿で見つけた若者にお裾分けをして
特別ルールを適用する。

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北海道といえばスープカレー。
道内滞在中に一度はスープカレーを食したい。

札幌から小樽へ向かうバス停で出逢った
グルメなご婦人2人組にオススメして頂いたお店は
寒がりなワタクシが徒歩で行くには時期尚早である。

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ワタクシの為にポイントカードをお財布から出して
紹介して頂いたので
次回のお楽しみに取っておく事にしよう。

小樽の街中を歩きながら見つけたお店に
入ってみる事に。

鶏肉パラダイスである。
せっかく頂いたご縁である。

ありがたく食す事にしよう。


欲望に素直に従った北海道グルメであるが
そろそろアトピー氏が喜んで
覚醒しそうなので

鶏肉さんとはこの辺でお別れしよう。




とは言え 北海道である。
鶏肉さんとお別れしても美味しい食材には
どれだけでも出逢えるのだ。

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小樽ではもちろん三角市場へ直行。
どんぶりから溢れんばかりの山盛りの雲丹いくらほっきを

どんぶりからボロッと溢れ出るのを最小限に留めるよう
箸を端に入れながら食す。

それでも溢れ出るいくらちゃん。
転がり出ようとするいくらを夢中で追いかけているうちに
あっという間にどんぶりは空っぽである。

ぷふー。大満足。

腹の膨れたワタクシが
バスに揺られて次に向かった場所は



あの朝市で有名な函館である。

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は〜るばる来たぜ?は〜こだて〜♪

んん?

は〜るばる北へ?は〜こだて〜♪


浮かれ気分で鼻歌を奏でていたが
歌詞を思い出そうにも
なんだか歌詞が二択である。

このまま歌詞を気にせず鼻歌の方が良さそうである。

辿り着いた夕方の函館。
翌朝の朝市を楽しみにして早めに床に就くとしよう。


翌朝。


普段なら布団の中でもぞもぞと
朝ごはんと睡眠時間を天秤にかけて
圧倒的な瞼の重みをもって
睡眠時刻の方へと天秤が傾いて行くのであるが

この日はなんと天秤が朝ごはんの方に傾いたので
起き上がるしかないようだ。

もぞもぞと布団から這い出して朝市へ。

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店前のショーケースの中のサンプルのどんぶりを見比べて

お店の決め手となる要因は何かと
まだ半分潜在意識の中でもぞもぞしている頭に
何度も尋ねてみるが

まだまだ夢見心地の脳さんは
考える事はNOであるようで
ちっともワタクシの問いに応えようとしない。

そのままキョロキョロと歩き続けたワタクシは
店の前でおしゃべり中のおばちゃんと
バッチリ目が合ったので


おはようございます。

そう挨拶をした瞬間に
おばちゃんにロックオンされたようである。


寝ぼけ眼でまだふにゃふにゃしているワタクシは
店前でご挨拶している店員さんの間を
のらりくらりとしながら通り抜けて来たのだが

おばちゃんはそんなワタクシを見逃さない。

メニューを持って
まだ夢の世界でもぞもぞしているワタクシの頭の中へ
一気に畳み掛ける。

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ふむ。
考える手間が省けたようである。

そのまま おいでおいでと言うおばちゃんについて
店内へと入って

どんぶりに載せる3種類の具材を決めて
朝の情報番組をぼんやり眺めながらどんぶりを待つ。

テレビの前でお食事中の青年の机上を見て
イカを頼み忘れたのに気づいたが

ま、いっか。

と思い直して再びお茶を啜りながら
情報番組へと視線を戻す。


あっという間に登場したどんぶりに載る

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いくらと雲丹とカニが登場。

ふむ。
いくらと雲丹は決めていたが
半分夢の中にいるワタクシが選んだもう一種類は
カニであったようである。

サービスのお味噌汁の具材もカニであったような。

普段朝ごはんをガッツリ食す習慣がついていないので
食べきれるかなどと思ってみたものの

いただきまーす。と
ひとくち口にした瞬間に
先程まで寝ぼけて居たどころか
大人しくスヤスヤと眠っていたであろう胃袋さんは

一気に覚醒してどんぶりの中身を
易々と全て収めたのである。

普段の朝のご機嫌からは想像出来ないほどの
余裕さえ感じられる。

わかりやすいヤツである。


ワタクシが店内に入った時は
まだ店内のテーブルに余裕があったが
気づいたらテーブルが全て埋まっている。

お会計を済ませてお店の外へ。


そろそろ寝ぼけている頭のほうも
起きていい時刻である。

そのまま
函館の街へ歩き出す。

朝ごはんをガッツリ食したので
乗り物に頼らず己の脚で移動しよう。


えーと。

気づけば精進料理に目覚める3歩前どころか
すっかりご当地グルメを巡る散歩旅である。

そしてこの散歩旅。
次回は函館から海を渡って青森である。

牛歩な旅ガラスもそろそろ尻を叩いてみるとしよう。





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