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すすきを見ながら暮らす数寄


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すすきを駄洒落にしたくて
宇江城城跡を背景にした写真や
阿嘉へ水汲みに行く道中の写真を
眺めながらだらだらと日々を過ごす。


しかし
肝心のダジャレが
ワタクシの頭の中に思い浮かんでこないまま
ここ数日
いや、1か月程の時がスタスタと過ぎていった。

こうなったら神頼みである。

神様からの駄洒落のお告げを
全身で受け止められるよう万年床で
来る日も来る日も祈りながらひたすら待ち続けた。

神様とて気まぐれである。

なんとなくの閃きを枕元に置いて

”あとはGoogle大先生に相談してみて♡”


神様らしからぬ発言を残して帰っていく。


うむ。

皆さまご存じのように欲張りなワタクシである。

妖怪セッカクナラバ と
妖怪ツイデニ


従えてススキの写真を追加しようと
ずんずん景色いい登武那覇へ登っていく。


閃きに浮かれていたワタクシは
頂上まで来て思い出す。

そういえば
この時期休職中であるはずの台風殿が
まだ活躍をされている

と。
風が便りを運んできてくれるまで
ワタクシはすっかり台風殿を過ぎ去った存在としていた。


それでも
デジキャメ氏に最大限に力を発揮して頂いて
ススキさんを追いかけて貰ったのだが

ススキさんは
頭を垂れるどころか
頭を激しく振り続けている。


むむむむ。
こんなに激しくヘドバンを繰り返すとは。
ロックフェスでもあるまいし。

などと
従えた妖怪たちとぶつぶつ悪態をついていたのだ

が。


悪態を吐いたとて
台風殿に我々の力は及ばない。


この際きっぱりと写真撮影を諦めて
風に演奏を任せて
ススキをお客様にしてノリノリで踊って頂いて

開催してみようではないか

PAMPAS ROCK FESTIVAL 

を。

ということで
デジキャメ氏には急遽動画撮影に変更して頂いて
歌い続ける暴風と
踊り続けるススキさん達のライブを動画に収める。

野外ライブ
PAMPAS ROCK FESTIVAL
登武那覇ステージ 開演である。


ワタクシの従えている妖怪を覚えているだろうか。

妖怪セッカクナラバ と
妖怪ツイデニ

である。

妖怪たちがここでワタクシに囁く。

”セッカクナラバ、ツイデニ
ステージ増やしてみても面白いはずである”

と。
妖怪たちの誘いにひょいと乗ったワタクシは
場所を移動する。

涙石ステージでも盛り上がって頂きたい。


会場についた我々は
下見の段階で
そこがロックに向かない場所であることに気づく。

声だしやリハーサルをしているのは
秋なのにウグイス嬢とDJセミ。

ホーホケキョとツクツクのコラボである。

我々がロックからポップスに変更しようかなどと
あれこれ作戦を練っている間に

待ちくたびれた両氏は門限を理由に
そそくさと帰宅していった。

残ったのは
そよ風氏と軽やかに揺れるススキさん達である。

しっとりと踊れるステージにするしかない。

夕暮れの涙石ステージ
開演である。


無事にイベントを終えた
ワタクシと妖怪たちは

どうやらススキさんを
ますます好きになってしまったようだ。


っと。
満足したワタクシは1日でフェスを終えようとしたのだが
どうやら妖怪たちはまだまだ楽しみたいようである。

妖怪セッカクナラバ と
妖怪ツイデニ


フェスは最低2日間は開催したい 
と悪魔の囁きを始めたので

翌日
ステージの下見に宇江城城跡に向かったワタクシは
既に興奮を抑えきれず
踊り狂っているススキさん達を目撃する。


うむ。
ワタクシに有無を言わさず
2日目
宇江城城跡ステージ
開催決定である。

これだけ激しく踊り狂ったならば
ススキさんも妖怪たちも満足したであろう。

次回の開催が
来年であることを祈る。




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