見出し画像

精進料理に目覚める3歩前 #47 皐月

まだまだ長袖のお世話になっていたであろう
この頃

ワタクシは運良く
この日から運転を再開した土日の朝1本だけの

岩手行きのバスに乗車したつもりが
寝ぼけ眼はその行き先すら確認せず

ただただ目の前に現れた高速バスのみを
捉えた結果。

見事に仙台行きの高速バスに乗車。


あれ?

ええ?


盛岡は?


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと
体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。



バスはブンブンと八戸市内を抜けて
高速道路へと入り

あっという間に本来の目的地である
岩手県の山の中をスーッと駆け抜けて

仙台に到着。


そこへコイツら登場である。

ちょっと。
君たち。

最近なかなか出番がないからって
こっちにまで登場して来なくていいのだが。

こちらのnoteの主役である
アトピーさんや花粉症さんの登場回数が減っているからとて

君たちがその代わりとして飛び出してくる必要性など
これっぽっちも無いのである。

しかも君たちが出てくると
文章の寄り道までも多くなるのだよ。

まあ。
皆さまご存知のように無駄な抵抗ってやつでしかないのだが。



いやぁ〜何だか楽しそうな旅をしているじゃあないですか。


ニヤニヤしながら登場する

妖怪セッカクナラバ妖怪ツイデニ

ワタクシのワクワク ウキウキ感や面白いトラブルを
いち早く察知して
わちゃわちゃと旅を引っ掻き回す妖怪達である。

盛岡から秋田へのルートを再検討中の
ワタクシとアイパッド氏に

“仙台にたどり着く運命だったと思っちゃえば
なーんの問題もないじゃないか。

ドーセ仙台には来る予定だったのだろう?
しかも先程通過してきた盛岡には雨が降り注いでいるが
ここ仙台ではどうやら雨は通り過ぎたようであるぞ。

セッカクナラバ運良く辿り着いたツイデニ
まず仙台からご挨拶を始めるべきである”


今回は久しぶりの妖怪ドーセまで味方につけて
ニヤニヤしながら迫ってくるのだから

従うしかない。


宮城県を楽しもうではないか。

この日のワタクシの目的地は
塩釜神社とアラハバキ神社。

その道中に御釜神社を見つけて

画像1

ご挨拶。
こんにちは。

ご挨拶を終えておじゃましましたと鳥居を出て
道の向こう側
来るときに気になっていたお店に目を向けると

着物を来た店員さんらしき方が
ちょうど暖簾をかけている。

画像5

何と素晴らしいタイミング。
朝ごはんを摂らずに飛び出して来たワタクシは
ウキウキしながら道を渡る。

まずは外の看板にあるメニューを確認。
おでんとおむすびのセットを発見。

このメニューならば
アトピー氏が飛び出してくる心配も少なそうである。

しかしながら
天気を考えると先に塩釜神社さんに向かう方が
ゆっくりご挨拶できるはずである。


看板の前で腕組みしていると
何やら気配を感じる。


やあ。

出た。
妖怪達。

素敵なお店を見つけてウキウキしている
ワタクシのウキウキオーラを見つけて
我慢出来ずにピョコンと出てきたようである。


 こんなに雰囲気のあるお店なのだ。
しかも暖簾が出たばかりであっさり入れそうではないか。
こんな運命的なタイミングである。
セッカクナラバここまで来た
ツイデニまずは腹ごしらえからするべきである。

と妖怪達はグイグイ背中を押す。

妖怪達に押された背中を
押し返すことは不可能であるのだ。

いざ進め。

暖簾をくぐって扉を開ける。

画像2

外観同様に店内も何だかオモシロそう。

お席に案内して頂いて

画像3

おにぎりセットを注文。

出来上がりまで店内を自由に観て歩いていいですよと
素晴らしいご提案を頂いたので

店内をぐるぐる。

画像6

お店の奥には何やらたくさん布や服のようなもの
食器やこけしなどたくさんの掘り出し物がありそうな雰囲気。

2階へ登る階段の手前で
ワタクシは恋に落ちる。

そのお相手は

画像6

鯉ではなく

龍の器に入った金魚ちゃんである。

画像7

瀧を登って龍となる鯉ではなくて
龍のどんぶりの中でヒョコヒョコ泳ぐ金魚ちゃん。




金魚ちゃんに見惚れていると

画像8

おにぎりセット到着。

おでんさん結構なボリュームである。
おでんさんの器は金魚ちゃんの隠れ家になれそうなほどである。

優しいお味のお出汁を啜りながら
おにぎりを片手に
ホフホフとおでんを頬張る。

あっという間に器を空っぽにして


コツンと何やら足元に動く硬いもの。
んん?

どうやらワタクシのお席は
ミシン台をテーブルとしたもののようである。
どこまでもお洒落である。

大当りな場所へとワタクシを導いて妖怪達は鼻高々である。
さてそろそろ出発しよう。


同じ5月の京都も奈良も
全部この1つのnoteに詰め込もうと思ったのだが
この回は妖怪達によって
見事にわちゃわちゃしているので

また次回
5月の続きから始めるとしよう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?