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業務中心ハラスメント

最近、人が大事しているポイントと自分が大事にしているポイントが違うことにイライラすることが多いんです。

少し私のグチにお付き合いください。

看護師として社会に出るようになって早3年目になりました。
3年目となれば、自分の看護観というものを持つようになってくるわけでありまして。

”患者さんの背景を理解して、その人がストレス少なく療養できるように支えていきたい。”

私は1年目のときのプリセプターを見て成長してきたので、どうしてもその人の思想に近い考えをもってしまっています。

別にそれは悪いことではないと、思っています。
私と同じように、1年目の時の教育担当に似た考えを、自分が納得しているのであれば持つことはごく自然なことだとは思います。

でも、どうしても私には受け入れがたい考えを持っている人はいるもので。



業務中心者

「何で申し送りにこんなに時間がかかるの?」
「定時で終わらせようよ。暇だったでしょ?」
「いつまで患者さんと話してるの。」
「どうせ(患者に)聞こえてないから。」

まあ、これを見て”何が変?”と思う人もいると思います。私もすべてを否定するつもりはないです。

つまり、なにが気に食わないかというと、
患者より業務を優先に考えている思考です。

誤解がないように言っておきますが、
私も定時で帰る人間なので、
業務をこなすことはとても大事に思っています。

早く業務が終われば早く家に帰れる。
仕事へのストレスを減らせるし、自分の時間が増えるし良いことづくめ、、なような気がしますが。


仕事とは?

業務をこなしているだけだとむなしいと思いませんか?

私はたまに考えます。
何で看護師になろうと思ったんだっけ?と。

そのたびに、人が生きる死ぬ現場で、様々な思いを持っている人に寄り添える人になるんだったと思い出します。
(↑かっこいいこと言ってますが、、私が看護師になろうと思った理由は複雑なのでここでは割愛します。)

やりがいがない仕事はつまらないと思います。
人生楽しく過ごしていきたいじゃないですか。

「時間は有限」

先輩に言われた言葉です。
そのときは、さっさと仕事しろという意味で言ったと思っていたのですが、
後日、その真相を聞いたとき、決められた時間の中で何ができるか考えて動け、という意味だったことを知りました。

人生は有限
自分がやりたいことをめいいっぱいやろう。
そのためには、仕事を業務優先で”流し”ては時間の無駄遣いだと思います。

なんとなく看護師をやっている人は
自分の人生をもう一度考える必要があると思います。
人生を楽しく過ごしていくために
違う仕事も視野に入れるのも一つだと思います。

やりたいことができるには、
知識や技術が足りないことが多い”今”ですが、
やりたいことができるまで、
私は看護師という仕事をしていきたいと思います。

もしかしたら、目標を達成したら、
看護師として次を目指さずに違う職業に就いているかもしれない。
でも、それもありかなと思います。
常にやりたいことをやりたい。


業務中心者へのお願い

話しがいろいろとぶっ飛びましたが、
私が看護師として働くのは、もちろん生活費を稼ぐためが1番の理由。2番目は”人”を大切にしていきたいというのが理由です。
なので、仕事中は患者さん中心で、話をしたり、ケアをしたい。

早く業務を終わらせて、自分の時間を大切にしたい。
という人も、一つの生き方だとは思います。

でも、それを全ての人に押し付けないでください。

もし仕事が遅い人がいたら、
何に時間をかけているのか見てみてください。

本当に1つ1つのケアが遅いだけの可能性もありますが、、
患者さんと話すこと、関わることを大事にしている人かもしれないです。


申し送り遅い、本当に?

この前、上の人(管理職)に申し送りが遅い、遅いと
言われることが多くて、後輩が陰でブチ切れていました。

上の人の言い分は、申し送りが長いことにより、
次勤務の人が業務に入る時間が遅くなる
ということらしい。

まあ、言っていることは分かる。
確かに、私自身さっさと申し送りを聞いて検温に入りたい。

でも、申し送りでは、患者さんの気を付けることや
明日お願いしたいこと、の他に
救急病棟では指示簿と薬を全て前勤務者と確認する。

急変が起こる可能性が高い患者さんが多いので、
状態変化した時にすぐ対応できるように
欲しい指示がでているか確認したり、現在の状況を共有するため
、、だと私は思っています。(違ってたら誰か教えてください。)

一人送るだけで5分は少なくともかかります。
呼吸器とかドレーンとか、その他デバイス類が入っている人がいれば
もっと時間がかかります。

患者さんの看護を継続して行ってもらうために必要な時間だと思います。

まあ、ただ単にだらだらと患者さんの情報を言っている看護師もいなくはないですが。。

申し送りを短くするのは努力はします。
でも、必要なことしか伝えてないので無理は言わないでください。
管理職の人に届け、この思い。


患者の前ではやめて

あと、耳が遠い人や認知症の人を前にして、
どうせ聞こえていない、どうせ理解できないというスタンスで話さないでもらいたいです。

けっこう看護師でこれやってる人多いと思うんですが。雰囲気で感じ取られています。

認知症の人は、短期記憶障害ですぐ忘れてしまうかもしれませんが、その場では私たちの言葉は理解して不快な思いを抱いていいるはずです。
私も不快です。


結局、人それぞれか 

業務中心の考えの人に言いたいことはまだまだありますが。

まあ、以上のことは私の考えであって
そうするべき!と訴えているわけではないです。

もちろん、業務を大事にしている人を責めるつもりもない。(その考えを押し付けるなと言っているだけ)

こんなことをチラッと愚痴ったら、
私の今の小チームリーダーがこんなことを言っていました。

1に業務
2に安全
3に観察
4にアセスメント
5が看護の質

まずは業務ができないと話にならない。
これは仕事だから、業務はきっちりやろう。

2の安全は患者さんが安全に療養できる環境を作ること。環境整備は基本中の基本。

3でやっと医療の知識を使いながら観察をする。
検温とかデバイスの観察、状態の変化に気づくとか。

4で、観察したことがどういう意味を持っているのか考える。
看護学生の時からアセスメントばかりやっているが、
実際の看護師でここまでたどり着くのは何年も先。
私もここができるように日々勉強しています。

看護の質は最後。私が目指しているのはここ。
患者さんのために、患者さんのためにと考えるのは
1から4ができて初めて考えていけることだそう。

そう考えると私が目指していることはとても難しいことだと思います。
もちろん、この先輩の考えが全てだとは思いませんが、優先順位で考えたら、この通りなのかもしれないと思いました。

業務を指導してくる人は、まずは"基本を"と、私たちに指導してくれているのかもしれない。

そう思うと業務を訴えている人の意見もすんなり受け入れられたりして。

反抗心でこの記事を書き始めたけど、
先輩は先輩の経験から指導してくれているのかもしれない。

受け入れられないこともあるけど、
受け入れられることは自分の行動を変えていきたいと思いました。

看護の質を高められるように、
総合的な力を付けていきたいと改めて思いました。

同世代の看護師たち、ともにがんばろう!笑

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