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6月1日 月曜日
霧雨のなか、新しくお仕事をすることになった職場へ(フリーランスであることは変わらず)。
自分の気の利かなさにガックリくる。
予想していたよりも仕事に時間がかかってしまい、夕飯の支度どうしようと思っていたら夫がホットクックでカレーを作っておいてくれた。
ありがたい。でも私には辛すぎたので、ほぼ食べられなかった。
人生はピリ辛…
6月2日 火曜日
もう若くない。
昨日ヘトヘトだったのに、今日への緊張感からかあまり眠れなかった。夜中にふと目が覚める。
35歳にもなってナイーブすぎる自分が嫌になる。
帰宅後、玄関の電気をつけっぱなしにしていたため夫から注意を受ける。何度目だろうか。私は電力を浪費することで、原発再開の機運を高めてしまっているのかもしれない。罪である。
公私ともにだらしなくてがっかりする。
6月3日 水曜日
若くない身体に連日の現場仕事、さすがにボロボロになっているので整体に行く。
つくづく、自分のプライドの高さが嫌になる。
たぶん心のどこかで「自分は特別扱いされる人間だ」と信じ切っているんだろうと思う。
でなければ、ちょっとキツイ声色(私の思い込みでそう聞こえているだけである可能性大)で指摘されても「そうだったのか、ありがたや」と思うだけに違いない。
ショックを受ける、悲しくなる、ということは「自分は特別」だと思っているということなのだ。
ショックを受けることで「特別な自分」を守っている。私は心のどこかでこれを手放さないようにしているのだ。手放してくれよー、ラクになりたいよー
これ、20代の人が感じる悩みだよな……
6月4日 木曜日
連日、整骨院へ。全身が痛い。
とても腕のいい院長先生なのだが、とにかくスタッフに対して怖い。患者がいる前でも平気で叱る。
今日は予約の電話に対応していた若手スタッフさんに対し
「スケジュールを自分で判断するな!こっちに確認に来い!」
と一喝。スタッフさんがスケジュール表を持って院長のもとに向かうと
「おまえ調子に乗ってんじゃないのか!?」
……怒鳴ってはいないけれど、私はこんなこと言われたら3日は立ち直れないだろう。実際、新入りさんの出入りはそこそこのハイペースである。耐えられなくてやめてしまう気持ちがよくわかる。
一方で、今日怒られたスタッフさんをはじめ、みんな勤続年数が長いので驚いてしまう。みんなでラーメンを食べに行ったり、お誕生日会をやったり、意外と仲がいいらしい。合う人には合うんだな……。
ここで陥りたくないのは
「こういう環境でも耐えられる人が立派であり、トンズラする自分は弱くてダメな人間」
という考え方である。が、やっぱりタフな人のほうが使い勝手がいいよなあ……。
ああ、わかった。陥りたくないのは「私は弱い」をばかに主張することである。弱さを振りかざしても、事態は何も動かない。
6月5日 金曜日
元気を使い果たした感がある。
帰宅後からなにもできず。そんななかでもメルカリでひとつ物が売れた。よかった。
6月6日 土曜日
休息日。明日はまた仕事。
ほっとしたのか何なのか、朝からまったく動けない。妙に悲観的になってしまい午前中はほぼずっと泣く。
午後、せめて録りためた映像だけは消化しようと情熱大陸をうっかり観てしまう。またしても歳下の青年が大活躍しており、「それにひきかえ私ときたら、35にもなってなにもできず、子どももおらず、稼いでもおらずすみません」という自虐思考に入ってしまう。
邪念を払うため、鮭とばを噛み続けた。
塩分過多な日、涙の分だけ補充したと思えば悪くないだろう。
明日はしゃっきりがんばろう
6月7日 日曜日
現場仕事、今日でいったん小休止。
「気が利かず」「金勘定ができず」「雑」ゆえに会社員時代は現場仕事が本当に嫌いだったことを思い出す(広報担当だったので避けられなかった)。
ビビりすぎて、常に脈拍が80台だった。
ビビっている人間というのは見ていてイラつくものだと思う。堂々としていたい……
1週間まったくデスクワークに着手していないので、明日からがんばらないと。
妙に鬱アニメが観たくなる。『ぼくらの』好き。
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