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7月20日 月曜日

今週はあまりウジウジしたことは書かないようにしたい。

でもウジウジがなくなると自分ではなくなるので悩ましい。

とにかく明るいことを書いていこう。

今日は焼きそばをつくったぜ!(いま考えられる最大級に元気なワード)

7月21日 火曜日

昼ごはんを食べながらテレビをつけたら、「ゲストにほぼ料理をさせない」でおなじみの「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」の時間だった。

鶏の手羽元の甘辛揚げをつくるという。

恵美子「私ね、焼き鳥もタレ派なんで、今日はうれしいです」
(たぶん”甘辛”フレーバーを連想しての発言)

先生「私もタレ派です」

恵美子「えっ! 先生も!? 男性って本当はタレが好きなのに、ちょっと格好つけて”塩で”とか言ったりしますでしょ」

……このくだりになぜか感動してしまい、スマホでメモを取ったのだった。

この、内容の無さ! これが「トーク力」なのだということを見せつけられた気がする。話題がなくてもトークの腕があれば、強引に時間を押し切れるのだ。

ほかにも

「誕生会に持っていくといいですね!」

(揚げた鶏をタレに絡める様子を見ながら)
「カラッと揚がっているのに、なんでタレをかけるのかという……妙に贅沢ですね!」

言葉を押し切る力があれば、その場はなんとなく形になってしまうのだ。

内容に首をかしげて立ち止まると不幸になるので、彼女に引っ張られるがままに身を委ねたほうが人生は楽しくなる。

7月22日 水曜日

さあ寝ようと思ったらゴキブリが出た。飛ぶタイプ。ビュンビュン飛ぶ。

どうにもできずゴキブリ退治屋さんを全力で調べて深夜0時に来てもらう。

15,000円でどうにかしてもらった。深夜料金、出張費、死骸処理費を考えれば、高いけれども納得のいく価格ではないだろうか。

うさんくさい業者もたくさんあったので勉強になった。私の検索力もまだまだ捨てたものではない。

7月23日 木曜日

うじうじしていたら1日が終わってしまった。

元気なときの自分がなんとかしてくれるに違いない。無駄な一日を過ごしたと悔やむのはなるべくやめて寝るに限るなあ。

7月24日 金曜日

ゴールデンラジオを聴いていたら、きたろう教授がダニの話をしていた。駆除用に「さよならダニー」という商品を買ったという。

さよならゴキと言わんばかりに、まきびしのごとく「タニサケ ゴキブリキャップ」を家中に撒いているのに「出た」のはショックだった。

何がショックって、絶対の信頼を寄せていた「タニサケ ゴキブリキャップ」が効かなかったことである。

奴さんはキャップ内のエサを食べた様子がまったくなかった。ちょっとでも食べていたらあんなに飛ばない。

手も足も出なかった夫が生まれ変わったように掃除に励んでいる。これまでさんざん、ソファ前のローテーブルでパンくずを落としつつトーストを食べていた彼が!

「食事することじたい、不安になった」

とのことで、もうちょっと「ちょうどよく不安」になってもらえるとありがたい。

7月25日 土曜日

終日外で仕事。全力を使い果たしたので寝ます

7月26日 日曜日

四千頭身のオールナイトニッポン、聴きたいのに聴く気力が湧いてこない。

気づくとYouTubeでこういう動画を観るようになっている。(仕事をしろ、仕事を!)

自分を褒めろというアドバイスはよく聞くが、それができたら悩まねーだろ!というのが本音である。自分を褒めることほど白々しく、バカバカしいことはない……と、思ってしまう。

「ハードモード人生ゲーム」を自ら好んで選んでいるということなので、つらい。イージーモードがいいのに自分がそれを許してくれないとは、なんて面倒な人間なんだろう!

最近の習性として、自己啓発系YouTubeチェックのほか、「Facebookでちょいちょい流れてくる転生しがちなマンガの広告をついスワイプしてしまう」というのもある。

なにかと伯爵やら侍女やら令嬢やらとヨーロピアンな設定である。日本の「現実逃避」像を考えさせられる。

こういうときは自律神経とやらを整えればいいのかなと思い、調べてみるも、ハーブティーとヨガと半身浴というかんじで、おなかいっぱいになった。

「食パンを食べると自律神経が整う」みたいなもんはないんだろうか。

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