スプレッドシートで○✖投票~授業におけるICT活用のアイデア
みなさんの教室では一人一台端末をどのような場面で活用していますか?
調べ学習?ドリル?デジタル教科書?
10人いれば10通りの活用方法があるのが一人一台端末、アイデア次第で本当にいろんなことができちゃいます。
スプレッドシートで○✖投票ができるシートを作成しました。
〇✖チェック
このシートをクラスで共同編集で使用すると、授業やその他の場面での一人一人の考えやクラスにおける分布を瞬時に調べることができます。リンクをクリックするとシートがコピーできるようにしています。ぜひ、シートを手に入れて触ってみてください。
<シートの基本の使い方>
①6班編成のクラスを想定しています。※増やすこともできます
②一班に5人の班員を割り当てられているので、一人一人に番号を割り当てます。
③それぞれの番号の○と✖に☑を入れることで投票されます。
※チェックボックスをクリック!
④投票の結果は、右側に数字と円グラフで集計されます。
クラス内における○と✖の割合がグラフ化されるのです!
下のリンクをクリックすると、この○✖チェックのスプレッドシートがあなたにコピーされます。よろしければ試してみませんか?きっと長々と説明を聞くよりも実際に触れば一発で理解できます。
ICTが授業にもたらす効果としては、次のようなことがあげられます。
(1)情報活用能力を養える
(2)積極的な参加を促す
(3)学習の効率が上がる
共同編集機能を活用することで、他者の意見の参照が容易になります。自分の考えをなかなか決められない子には助けになります。
また、「個人の意見を持つ→集計する→クラスの大勢を判断する」といった手順を統合・省略することができ、一時間の授業における時間配分を調整することが可能です。
教室では○✖チェックのようなことが、授業はもちろん、様々な場面で行われます。きっとこれまでは(今も)、挙手をさせて黒板に数字を書くなんて言うやり方をしていたのではないでしょうか?
「はーい、賛成の人手を上げて!」
「そこ、きちんと手を上げなさい。真っ直ぐに、そう!」
「あれ、数が足りないぞ、きちんと手を上げたか???」
「もう一回、始めからやるぞー」
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一人一台端末で行う○✖チェックはこれらの手順を統合し、瞬時に大勢を判明させます。
考えてください。授業で大切にしたいのはこのアンケートじゃないですよね。ここを起点として、その後に続く学習内容を深めるための話し合いこそ本来やりたいことなはずです。こういう場面をICTの力を利用して効率化してはどうでしょう。
この実践は、Google Workspace(Googleスプレッドシート)で作成していることがポイントです。Google Workspace はブラウザだけで動作するアプリです。高度な機能を捨て、クラウド上でデータ処理をするシンプルさやデータ処理の検索性や共有性などの利点を最大限に活用することをコンセプトにしています。そして、どのPCでも動作し、誰でも使える汎用性がポイントです。
Google Workspaceのような汎用的なアプリでもちょっとした工夫で授業を大きく変えるツールとなります。授業の目的、児童・生徒の実態を見極めて最適な組み合わせ、活用方法を探っていきましょう。これまでに行ってきた実践との組み合わせ(デジタルとアナログのベストミックス)を考えることで先生方の実践の質が向上することを願っています。
さて、noteでシートを配付できるかどうかチャレンジです。
もし、うまくいくようで、需要があるのなら、これまでに作ったシートなんかも配布できるようにしてみようかと考えています。
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