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小学4年生と社会科授業でmiro

小学4年生の社会科授業「水はどこから」

授業の概要

4年生に社会科を教える機会をもらいました。授業はもちろん、miroを使って行っています。今日の授業では、前回の授業の振り返りから始まり、学校で一ヶ月に使用する水の量や市全体の水の使用量を確認し、その後に水の単元で「知りたいこと」「解決したいこと」を元に学習問題を作るという内容でした。

前回の授業の振り返り

さて、本時は前時の振り返りから始めましたが、前時もmiroを活用しているので、授業の確認は簡単です。

前時は一人一台端末を片手に校舎をぐるぐる回って蛇口を探し、miro上の校舎内マップに印をつけ付箋で数を書き込むという活動を行っていました。その活動結果を地図とともに表示しました。蛇口の数は付箋内の数字をmiroアシスト(AI)で計算させ、学校全体で99個の蛇口があることがわかりました。授業後に数え漏れも発見されたので、実際には100個以上あることを子どもたちと確認しました。

水の使用量の確認

さて、そんなふり返りをもとに、本時の授業に入っていきました。「そんな数の蛇口がある学校でひと月にどのくらい水を使っていると思う?」と子どもたちに予想させました。子どもたちなりにありえない量を発表していましたが、その後、実際の数を知らせると、予想を大きく超える量に子どもたちは大いに驚いていました。子どもたちの知的好奇心を喚起するためには、驚嘆や当惑、矛盾を与えることが重要です。

子どもたちの知的好奇心を喚起するポイントは、
①驚嘆を与える
②当惑を与える
③矛盾を与える
です。

学習問題の作成

そして、ここで本時の課題である「単元の学習問題」を作りました。水の単元を学習するにあたって、「知りたいこと」「解決したいこと」を子どもたちに5分間で付箋に書き出してもらいました。早く書けた子は、さらに2つ目の質問を書いていました。

思考の作戦基地としてのMiro

社会科の授業名人、有田和正先生は「ノートは思考の作戦基地」と言っていましたが、「miroが思考の作戦基地」です。とにかく、今考えていることを、忘れないうちに、どんどん記録にのこしていくようにしていきます。とにかくキーをたたき続けます笑

学習問題の分類と活用

子どもたちが書き出した学習問題を分類してみると、非常に良いものばかりでした。

本時で行った子どもたちが「知りたいこと」や「解決したいこと」を付箋に書き出すそれぞれの学習問題を見いだす作業により、学習の方向性や目標が明確になりました。単元を進めるにあたって、指針となる宝物がたくさん集まりました。

基礎・基本の条件は、
① 応用がきく。
② 身につきにくい。
③しだいに個性的になっていく
と言われています。

子どもたちと単元を通して作るmiroボードがしだいに個性的になっていくといいなーと思ってます。

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