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miroボード

今、6年生で行っている理科「水溶液」の単元は全てmiroボード上に記録を残しています。ボードの成長をご覧いただきたい。

一時間目のボード。画像の2列目、縦に長く伸びているのがそれです。

から現在のボード(下)へ。

グループ活動や実験の記録、写真、感想などは全てボード上に記録してあります。もちろん、このボードを仕上げることが目的では無くて授業の大半は実験や対話を効率よく進めたり、深めたりするためのツールとしています。

ここまでオブジェクトを増やすと重たくなります。
miroを快適に使うためのポイントとしてちょっと整理。

1.オブジェクとのサイズ
無限に広がるボードなので一つ一つのオブジェクトのサイズをどの程度にするかがわからなくなってしまいます。ただ、サイズを大きくするとそれに応じてファイルサイズも大きくなります。ですから、A4のフレームを最初に作成してそれを基準にオブジェクトのサイズを調整しておくといいかなと思いました。最初の一個目が肝心。

2.写真のサイズ
子どもたちはクロームブックを使用しています。当然、クロームブックで撮影した写真を入れたりもします。ドラッグアンドドロップでできるのでかなり便利です。ただ、調子に乗っているとこれも動作を重くする原因。ですから、端末側の設定で写真のサイズを落としておくといいでしょう。事前にできる調整です。

3.カーソルの非表示
これは子どもの使う端末側の操作です。カーソルを表示にしておくと動作が重くなるようです。ちらちらカーソルが画面に映ると子どもたちの集中をそぐことにもなるのでここは非表示一択で問題ないでしょう。

4.余計なタブを開かない
クロームブラウザは一つ一つのタブがメモリを消費します。すぐにアクセスできるように複数のサイトをタブで開きっぱなしにしている子がいますが、最小限にさせましょう。

5.キャッシュを削除
たまにブラウザのキャッシュを削除してやることで動作を改善することができます。

6.オブジェクト数は5000以下に
miroボードは記録を残しておけることが魅力ですが、オブジェクトを増やし過ぎるとそれだけ読み込みに時間がかかります。不要なオブジェクトは削除が望ましいです。そこで、私は作成しているボードのバックアップを作成し、単元が終了したらそこに学習が終わったオブジェクトをコピーし、授業で使用しているメインのボードから削除することにしました。バックアップには子どもたちもアクセス可能です。これで、いつでも過去の自身の活動をふり返ることができるメリットは維持しつつ、現在進行形のボードを快適に保つことができます。


こんないろいろを考えました。
ちなみに端末のメンテナンスはおそらく、指導者が理解しておいた方がいい知識だと考えています。
一瞬で解決できるようなトラブルもその知識が無いと致命的なトラブルに見えてしまうものです。

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