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細胞の中の分子生物学 第1章 8

講談社・ブルーバックスの「細胞の中の分子生物学」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。


細胞はふたつに分裂するときにひとつのDNAからふたつのDNAを作り、ふたつの細胞それぞれに新しくできたDNAが受け継がれるようにします。どのようにしてひとつのDNAからふたつのDNAを作るのでしょうか。DNAを.コピーするらしいということは何となく知っていますが、具体的にはどんなふうにコピーされるのでしょう。


DNAは2本のDNAの鎖(DNA鎖)がらせん状に合わさってできています。DNA鎖どうしは塩基の部分で繋がっています。どの塩基どうしが結合するかは必ず決まっています。アデニンとチミン、グアニンとシトシンが常に対になります。


細胞が分裂するときには、まずこの2本のDNA鎖がほどけて1本ずつのDNA鎖になります。それぞれのDNA鎖のそれぞれの塩基には新たな対になった塩基が結合してまた2本のDNA鎖がらせん状に繋がった状態になります。

新しく対になった塩基には五炭糖とリン酸がくっついてヌクレオチドになっていると思うんですが、ヌクレオチドができてから塩基を通じて結合するのか、塩基が結合してからその塩基に五炭糖やリン酸が結合するのか、そういう順番的なことは書かれていなかったです。本筋とは関係のないことなのかもしれません。

ふたつに別れたDNA鎖にそれぞれ新たにDNA鎖がついて、2本のらせん構造のDNAが誕生します。この新たにできた2組のDNAはまったく同じものです。コピーし間違えることはほとんどないそうです。もし間違ったヌクレオチドがついてしまったら、その周辺のヌクレオチドもろとも、削り取ってコピーしなおすんだそうです。


あ、「ヌクレオチドがついてしまったら」っていうことは塩基どうしが結合するときにはヌクレオチドとして結合するんですね。


それにしても、間違ったヌクレオチドがくっついてしまったら、その周辺を含めて削り取ってやり直すとは。。誰がそれをやっているの?って思わず擬人化してしまいそうです。

こんなふうにして、もとは一組のらせんのDNAだったものがふた組のらせんのDNAになります。らせんのDNAは2本鎖DNAと呼ばれます。新しくできたふた組の2本鎖DNAにはそれぞれ、もととなった古いDNAが一組ずつ含まれています。こういうふうにコピーされることを「半保存的複製」といいます。


ということはもともとのオリジナルはずーっと残ってるってことなんでしょうか?なんだか継ぎ足し継ぎ足しで引き継がれていく秘伝のたれみたいです。

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