【読書感想文】『Summer Party (5) (Cobble Street Cousins)』
いつも参加させてもらっている洋書読書会の課題図書として、本書を読みました。
Lily、Tess、Rosieの3人のいとこたちが主人公のCobble Street Cousinsシリーズの第5巻です。彼女たちは、両親の帰宅を心待ちにしながらも、Lucy叔母さんの家での楽しい生活が終わることを寂しく思っています。
本書のテーマは「変化への適応と家族の絆」です。3人のいとこたちは、両親の帰宅という大きな変化に直面しますが、それを前向きに受け止め、サマーパーティーを計画します。この行動は、変化を恐れずに受け入れる姿勢を表しています。
見どころの1つは、Lucy叔母さんのボーイフレンドMichaelによるサプライズです。ネタバレになるので具体的な内容は本書を読んで欲しいのですが、このサプライズがパーティーを特別なものにする仕掛けになっています。
また、物語を通じて、3人のいとこたちの個性が垣間見えるのも興味深いポイントです。詩人を目指すLily、ブロードウェイスターになりたいTess、花の咲く小さなコテージに住むことを夢見るRosieと、それぞれの夢や希望が描かれています。
この本を読んで、家族の絆の大切さと、変化を恐れずに前向きに受け止めることの重要性を感じました。子どもたちの純粋な気持ちや、夢に向かって頑張る姿勢が心温まります。Cobble Street Cousinsシリーズの一作として、前作までのストーリーを知らなくても楽しめる内容になっています。しかし、シリーズを通して読むことで、登場人物たちの成長をより深く感じられます。
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