見出し画像

3/8国際女性デー「私たちの手で変えていく」

【3/8国際女性デー。私たちの手で変えていく】

3月8日、国際女性デーである本日の宮崎日日新聞の1面は、毎年恒例となった、都道府県別ジェンダーギャップ指数の公表の記事でした。

宮崎は特に政治分野の男女格差が大きく、昨年は全国ワースト、今年は1ランクアップでしたが46位。県議は39人のうち私を含む4人だけ、女性ゼロの議会が26市町村のうち6町村、歴代知事、市長村長の女性はゼロ、国会議員も女性は過去1人だけです。

ほかにも、行政は44位。女性の管理職割合は8.2%(44位)、教育40位と、全国の中でも、宮崎はまだまだ男女格差が大きいことが数字でより鮮明になっています。

現在開会中の2月議会で、私は、能登半島地震で再び注目を集めている防災と女性について、質問しました。災害対応にあたる危機管理部局に女性職員がいない自治体は県内26市町村のうち18自治体、防災会議の女性ゼロも5自治体もあるほか、妊産婦や乳幼児の災害用備蓄を確認したところ、現物備蓄がない自治体はミルクが8自治体、乳幼児おむつ5自治体、生理用品も3自治体に上りました。これらの備蓄品は県が「災害発生初期段階に備えておくべき基本8品目」としているものに含まれています。

また、特に今回力を入れたのが「ハラスメントは絶対にゆるさない」というメッセージです。

「魂の殺人」とも言われる性被害、セクシャルハラスメントの懲戒基準について、昨年夏の刑法改正に対応しきれていないことを確認し、早急な対応を求めました。

被害者であるにも関わらず、声を上げることで傷つき、また職や学校を奪われるのは被害者、という風潮は、これからの子どもたち、若者たちには決して、味わわせたくない。

フルタイムで働いている男女間でも、宮崎では男性と比べて女性は月平均7万円ほど賃金が低い、とのデータもあります。

働く場所、地域、防災、教育。さまざまな場面で私たちをとりまく風景の中には「男女格差」が残っている。男女格差が少ない都市部へ女性が流出している一因にもなっている、という問題提起も、ずっとずっと、なされています。

男女格差に傷つき、それでも闘っている女性たちからの相談、提案も日々絶えません。

私たちの手で、終わりにしましょう。

私はこれからも、性別に関わらず、誰もが暮らしやすい、働きやすい、自分らしくのびのびと生きることができる宮崎を目指して、皆さんとともに歩みつづけます。

2024年3月8日 宮崎県議会議員 山内かなこ

(3月8日(金)17時~18時、宮崎駅西口で、立憲民主党宮崎1区の議員とともに街頭活動も行う予定です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?