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40万対80万:聖書をめぐる旅 1/10

1/10(月)
札幌は、小道の除雪が追い付かず、昨日は家の前で雪に立ち往生した車の脱出の手伝いをしました。見ず知らずの人たちが、力をあわせるのは、気持ちがいいものですね。
歴代誌下13章は、40万の南イスラエルが、80万の北イスラエルに勝利する秘訣を、詩編120篇は魂を攻撃する言葉からどうやって身を守るか考えてみました。


歴代誌下13章 

5イスラエルの神、主が、塩の契約をもって、イスラエルを治める王権をとこしえにダビデとその子孫に授けられたことを、あなたたちが知らないはずはない。
10しかし、我々にとっては、主が我々の神であり、我々は、その主を捨てはしない。主に仕える祭司はアロンの子孫とレビ人で、その使命を果たしている。
12見よ、神が頭として我々と共におられ、その祭司たちは、あなたたちに対する進軍のラッパを吹き鳴らそうとしている。イスラエルの人々よ、勝ち目はないのだから、あなたたちの先祖の神、主と戦ってはならない。」
14ユダの人々が見回すと、前方にも後方にも戦いが迫っていたので、主に助けを求めて叫び、祭司たちはラッパを吹いた。 15そしてユダの人々は鬨の声をあげた。ユダの人々が鬨の声をあげると、神はアビヤとユダの人々の目の前でヤロブアムとイスラエルのすべての兵を撃退された。
18このとき、イスラエルの人々は屈し、ユダの人々は勝ち誇った。先祖の神、主を頼みとしたからである。

→南ユダのアビヤに対して、北イスラエルのヤロブアムが攻めてきます。
アビヤ40万に対して、ヤロブアム80万の兵。
およそ2倍の敵を前にして、アビヤはどう戦ったのでしょうか?

彼がしたことはまず、「塩の契約」を宣言します。
これは、イスラエルの王国をとこしえにダビデとその子孫に与えるという契約です。「自分たちこそがダビデの子孫である」、と。
次に、敵のヤロブアムが頼っているのが偶像(金の子牛)であり、主の祭司を追い出して自分たちの祭司を立てていることを指摘します。
そして、自分たちが仕えているのは真の神様、主であり、
主に仕える祭司はアロンの子孫とレビ人でその使命を果たしている・・・と。
この姿は、ゴリアテに対して、少年ダビデが宣言したことを彷彿させます。
「これは主の闘いである」
私たちの頭は神様であり、今神様を呼ぶ進軍ラッパを鳴らそうとしている。あなたに勝ち目はない。あなたの先祖の神、主と闘ってはならない、とすすめています。

 それに対してヤロブアムは、伏兵を迂回させて、ユダの背後からも攻めて、挟み撃ちにしようとします。これは、戦いの作戦としては優れていて、挟み撃ちにされると、逃げ場を失った軍隊は混乱に陥ってしまします。しかし、ユダがこの危機的状況で、助けを求めたのは天の神様です。
祭司たちはラッパを吹き、
ユダの人たちは、鬨の声をあげます。
神はアビヤとユダの人々の目の前で、ヤロブアムとイスラエルのすべての兵を撃退されました。
神は、ユダに大勝利を与え、
ユダは敵兵50万人を剣で倒しました。

 倍の数の敵に対してユダが勝利した秘訣は、先に「主の闘い」であることを宣言すること、そして、主の進軍ラッパを吹きならすこと、鬨の声をあげることでした。これは、エリコの城壁を破った時に似ていると思いました。前後を包囲されるような絶体絶命のピンチから、神様はユダを救ってくださいました。スカッとする聖書箇所です。勝利の主に、感謝します。


詩編120編

1【都に上る歌。】
苦難の中から主を呼ぶと
主はわたしに答えてくださった。
2「主よ、わたしの魂を助け出してください
偽って語る唇から、欺いて語る舌から。」

→先に読んだ歴代誌下の中で、「剣」という言葉に、ピンときました。
聖書の御言葉、神様の言葉が「剣」であります。
逆に、この言葉というのが攻撃の道具になることもあります。
詩編120篇では、作者が偽りの唇、欺いて語る舌から助けてくださいと叫んでいます。
口からでる言葉は、武器にもなります。
そして、この武器は体に傷はつけなくても、魂を傷つけるものです。
私たちは、イエスキリストの血潮によって、買い取られている者です。
キリストの十字架のシールドで覆われ、どんな攻撃もそのシールドを破ることはできません。
この世の、悪しき言葉の攻撃から守られていることを宣言します。
そして、今日この文章を読まれている方の人生にも、キリストの守りがありますように祈ります。


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