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七度身を洗いなさい:聖書をめぐる旅 11/9

11/9(火)
列王記下、思い皮膚病を患ったナアマンは、イスラエルからやってきた少女の言葉を信じて、癒しの旅に出ます。
詩編は神に逆らう者と従う者のいく末について、書かれています。
 
列王記下5章 

7イスラエルの王はこの手紙を読むと、衣を裂いて言った。「わたしが人を殺したり生かしたりする神だとでも言うのか。この人は皮膚病の男を送りつけていやせと言う。よく考えてみよ。彼はわたしに言いがかりをつけようとしているのだ。」 8神の人エリシャはイスラエルの王が衣を裂いたことを聞き、王のもとに人を遣わして言った。「なぜあなたは衣を裂いたりしたのですか。その男をわたしのところによこしてください。彼はイスラエルに預言者がいることを知るでしょう。」
10エリシャは使いの者をやってこう言わせた。「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」
14ナアマンは神の人の言葉どおりに下って行って、ヨルダンに七度身を浸した。彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。

→アラムの王からイスラエルの王に、この家臣ナアマンの皮膚病をいやしてくださいという手紙とともに、人が贈られてきました。
アラムの王は、言いがかりだと衣を裂きます。アラムの王にはできませんが、真の神様にはできます。そこで、預言者エリシャが使いを送って自分の元にナアマンをよこすように言います。
そして、有名な箇所の7回水に入って身を清めると体は元のように清くなるというのです。
 そのヨルダン川に特別なものがあるようには見えません。しかし、7回この川に身を浸すとは、神様の前にへりくだり、まったく低くされることを表すように思いました。玉ねぎの皮をはがすように、自我の皮をはがすと、神様がふれようとしている霊の部分に達したのかと思わされます。
 不思議なのは、この皮膚病の呪いが贈り物とともに、エリシャの従者にうつってしまうことです。


詩編58編

7神が彼らの口から歯を抜き去ってくださるように。
主が獅子の牙を折ってくださるように。
8彼らは水のように捨てられ、流れ去るがよい。
神の矢に射られて衰え果て
9なめくじのように溶け
太陽を仰ぐことのない流産の子となるがよい。
10鍋が柴の炎に焼けるよりも速く
生きながら、怒りの炎に巻き込まれるがよい。
12人は言う。
「神に従う人は必ず実を結ぶ。
神はいます。
神はこの地を裁かれる。」

→神に逆らう者と神に従う人の対比が書かれています。
神に逆らう者に対しては、「なめくじのように溶け」「怒りの炎に巻き込まれる」と散々な描写になっています。
しかし、神様の裁きと考えたとき、この表現は特別なことではないように思いました。
神様の前にまっすぐ立てる人がいるでしょうか。
神の子イエスキリスト以外に、人間で神の前に立てる者はいないと思わされました。

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