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終わりの時がくると:聖書を巡る旅 7/10

7/10(日)
 ダニエル書が今日で最後になります。驚いたのは11章に見られる預言が非常に具体的であることです。紀元前500年代の預言ですが、その後のギリシャ、シリア、そしてエジプト一帯で起こることを言い表しています。
 さらに、終末に何が起こるかも・・・。  


ダニエル書11章 

16シリヤの王は抵抗を受けずに攻め進み、だれもそれを食い止めることができない。彼はまた、『栄光の国』イスラエルに踏み込み、そこを略奪する。
36この王は、何でも自分の好きなようにふるまい、どんな神よりも自分は偉いと主張して、まことの神さえも冒瀆し、なお栄えている。それも彼の時が終わるまでだ。神の計画は揺らぐことがないから。
40それから、終わりの時がくると、南の王は北の王に再び攻めかかる。北の王はつむじ風のような力と狂暴さをもって反撃し、その巨大な陸軍と海軍の総力をあげて、南の王を葬り去ろうと攻め寄せる。 41進撃の途上、麗しい国イスラエルを含む多くの国々を侵略し、その政府を打ち倒す。

アルファでありオメガであられる方
 ダニエルに預言されたことは、国々の攻防がくわしく書かれており、神様が歴史に介入されていることがわかります。
 私が注目していたのは、「栄光の国」「麗しい国」と表現されるイスラエルが攻撃される時です。このことをしたのは、狡猾で傲慢なシリア王の動きです。これが、終わりの時代の反キリストを現す存在です。平和を装って、手のひらを反すようなことをします。
 何故、神様はこのようなことをあらかじめダニエルに伝えたのでしょうか?私たちに、アルファでありオメガであられる神様がおられることを示されているのだと思います。歴史の最後に何が起こり、しかし神さまがそれをご存知であり結末は神様の勝利になること、これこそ私たちの平安のベースだと思いました。


ダニエル書12章


1その時、あなたの国を守る強力な御使いの君主、ミカエルが立ち上がり、あなたのために天で悪魔の軍勢と戦う。こうして、これまでのユダヤの歴史で経験したどの苦難よりも深刻な、苦しみの時がくる。だが、あなたの同胞のうち、いのちの書に名が記されている者は、みな耐え忍ぶことができる。
「いつになったら、この恐ろしいことがすべて終わるのですか。」 7その人は両手を天にあげ、永遠に生きておられる方を指して誓ってこう答えました。「神の民の勢力が打ち砕かれてから三年半が過ぎるまでは、終わりません。」
11毎日のささげ物が取り除かれて、『恐るべきもの』が礼拝されるために据えられてから、千二百九十日ある。 12なお忍耐して千三百三十五日に至る者は、なんと幸いなことか。 13あなたは自分の人生を全うし、休息に入るがよい。あなたは生き返り、終わりの時に受けるべき分を完全に受けるようになる。」

 ダニエル書12章は、終わりの時が描かれています。そして、このことは明らかにしないように・・・とされています。現在この聖書を読むことができる恵みに感謝します。それと同時に、このダニエル書と黙示録によって今の時代が限りなく終末に近づいていることがわかります。
エルサレムの神殿で偶像礼拝がはじまってから、1290日(3年半+1か月)、さらに忍耐して1335日(3年半+2か月半)に至る者は幸いだとあります。具体的、ここまで預言されていることがダニエル書の特徴だと思いました。いのちの書に名前の書かれている者は、賢く今なすべきことに取り組みたいと思います。

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