見出し画像

楽天を辞めて、Semuis創業までの経緯

Semuis(セムイス)代表の山上です。
「どんな会社なの?」「何してるの?」と聞かれることが増えたので、私の経歴と創業の想いを、こちらにまとめます。会社概要と併せて、読んでいただければ幸いです!

会社員時代の話(2009〜2022)

新卒リーマンショック〜6年目まで

2009年新卒で株式会社ゼロインに入社。総務のアウトソーシングやインナーコミュニケーション支援の法人営業から始めました。

新規事業部の立ち上げで商材も決まっておらず、ハウスリストも実績もない中で「クライアントの課題を聞いて、フルカスタマイズでソリューションを考える」というスタイルでした。

入社翌日から飛び込みとテレアポがスタート。新人の中でアポ率は最下位、初受注も1番遅くて半年後でした。毎月、給与や社保や賃料で社員1名あたり100万円くらい費用がかかってると知り、自分はコストセンターだと毎日朝から晩まで悩んでいました。

リーマンショックが起き、企業が一斉にコスト削減やリストラを開始したタイミングで、営業から顧客常駐の総務スタッフに変更。
上場企業のキーマンにアポや提案機会も増え、ここからだという矢先に、郵便の仕分けや備品貸出などの総務になりました。
2011年に東日本大震災が発生し、当時常駐していたリクルートグループの総務として、真価が発揮される大事な場面にも直面。
その後は再び営業に戻り、企業のミッション・ビジョンの策定や浸透、ハイパフォーマーのナレッジマネジメント(いまでいうセールスイネーブルメント)などをソリューションにした、コンサルタントをしていました。
新規事業として、BtoBオウンドメディアの企画と立ち上げができたのも、とても良い経験になりました。

IPO直後のクラウドワークス時代

インターネット事業に携わりたい、という想いで転職活動を開始し、キープレイヤーズの高野秀敏さんに直接連絡をしました。紹介いただいたのが、社外取締役をされていたクラウドワークスでした。

クラウドソーシングが認知され始め、IPO直後で、話題性がとても高いタイミングでした。労働市場を変えていける、個人のインフラをつくるというミッションに可能性を感じ入社。エンタープライズ営業、パートナーセールスやインサイドセールス、PM・ディレクターを経験できました。

当時コンテンツマーケティングのバブルが到来し、キュレーションサイトやオウンドメディアをつくる企業が急増。そこの制作支援やコンサルティングを行っていました。

Webのことを全くわからず入社し、数多くの炎上案件を経験。精神的にもタフになった2年半でした。

勉強するために楽天に入社。ECカンパニーの新規サービスに関わる

もう少しWebサービスをきちんと学びたいという想いで、前職で担当していた楽天のECカンパニー事業開発部に入社。楽天市場の新規広告プロダクトのサービス設計と販促を担当しました。

5年半の在籍中に、クーポンアドバンスとRPPという2つの大きな広告プロダクトの立ち上げ・グロースに関われて貴重な経験ができました。

後期は、BPOコールセンターや広告運用代行サービスの立ち上げを行い、社員と業務委託合わせて80名ほどの組織マネジメントもやらせていただきました。
楽天は2000年代まではブラックなイメージもありましたが、いまではかなりのホワイト企業だと思います。出戻りの方も多く、学生の就職人気ランキングの上位にランクインしており、最新のトレンドやテクノロジーに触れながらも長く安定して働く環境としてはすごくおすすめの会社です。
志願すれば、EC、モバイル、フィンテックその他いろいろな事業に関わることもでき、外国人比率も高いので、「多様性」も大きな特徴です。

独立した理由

2020年からコロナ禍の影響で、楽天のEC事業が大きく成長しました。外出して買い物に行けない、非対面でショッピングをしたいというユーザーニーズが高まり、かつてないビッグバンが到来した感覚でした。

仕事が少しラクになってしまい、筋トレやボイトレ、クラウドワーキングなど色々な"挑戦"を開始し、習慣化に成功しました。仕事で疲弊して何もできなかった時代に比べて、仕事の合間や余暇の時間を使って新しいことに挑戦できる環境は何て人間を成長させるのかと、感銘を受けました。自分のように新しい挑戦を一歩踏み出せる人が一人でも増えてほしい、増やしたい。会社から指示された業務に閉じず、自分が人生で成し遂げたいことに時間を投資したい。そんな想いが大きくなり、独立することにしました。

Semuisで実現したいこと

日本には500万社以上の法人が存在します。一般的には「マーケティングの攻略法」「営業の教科書」などが流通していますが、すべての会社で通用する「正解」はありません。いかに多くの実験をし、「上手くいかなかった事例」から学ぶことで、「正解」に近づくことができます。しかし、多くの企業では、経営方針や組織体制、人員・予算の制約により、こうした新しい挑戦ができない環境にあります。

変革に意欲のある経営者・担当者が、心の火を消さないためには、パートナーやコーチが必要です。Semusi株式会社は、お客様1社1社の個別解を見つけていくために、お客様と一緒に新しい領域に挑戦していく「パートナー」そして「コーチ」のような存在を目指しています。

セムイスの由来である「施無畏」とは、仏教のことばで「人々の不安を取り除く」という意味があります。私たちも皆さんの不安を取り除き、挑戦の一歩を踏み出すご支援をしたいという想いで、事業を展開ています!

Semuis(セムイス)Webサイト
https://semuis.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?