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【利用者インタビューvol.1】6次産業化に向けて、新たな第一歩が実現(信州須坂たかだ農園さん)


皆さまこんにちは。やまじゅう編集部の間藤です。 

やまじゅうを取り巻く様々な人を通じて場所を知ってもらうためのカテゴリ「やまじゅうな人」では、「利用者さんの声」を紹介していきます。

  • どういった人がどういった形で利用しているの?

  • 実際の使い勝手ってどうなの?

  • なにが試せて、なにが学べるの?

そんな小さな「?」を、実際に使っていただいた方へのインタビューを通じて解消して行けたらと考えています。


今回ご紹介する利用者さんは、3代続く須坂市の農家「信州須坂たかだ農園」のスタッフ、高田真理子さんと宮下可奈さんです。

「食べて感動する果物づくり」を目指してりんごやぶどうの生産に取り組むたかだ農園は、土と水にこだわり、化学肥料や農薬をなるべく使わない「人にも地球にもやさしい農業」がモットー。なかでも、須坂市の自然のめぐみをたっぷり受けて育ったぶどうは、​「長野県うまいくだものコンクール」で長野県知事賞、「ナガノパープルトップセールス品評会」で金賞を受賞するなど、高い評価を受けています。

高田さん「少しでも多くの方においしい果物を食べてほしい!と思う一方、自然に近い農法では、どうしても果実に傷や色ムラがつきやすいのが課題です。味は変わらずとも省かなければならない果実を利用するため、加工して商品化する道を模索していました」
 
これまでも長野市にある施設などを使い、商品開発に取り組んでいた高田さん。やまじゅうのことは須坂市役所を通じて知り、利用の相談にお越しいただきました。

宮下さん「キッチン利用については、スタッフの濱田さんが相談に乗ってくださいました。表記の仕方や梱包のこと、必要な手続きなど、調べても不安なところをすぐに解消できるのが本当にありがたかったです。機材も初めて使うものばかりでしたが、丁寧にレクチャーしていただき助かりました」

今回は白馬村で行われるマルシェ出店に向け、初めて、紅玉のケーキや各種ブドウとクリームチーズのマフィンなどを考案。試作日と製造日を合わせて、計4日間の利用となりました。

宮下さん「この場所でつくったものを販売できる”菓子製造の許可”が取れていること、販売したい日に合わせて1日から利用できることは嬉しいポイントでした。スチームコンベクションオーブンなど大型の機材が揃っているので、一度に製造できる量も増え、たくさんのレシピを試せたと思います」

そうして先日、無事に出店を終えられたお二人。お菓子を購入いただいたお客様からの反応もよく、今後に向けて、確かな手応えがあったといいます。

高田さん「これまで農園ではリンゴ狩りなど体験の受け入れを行っていましたが、”おもてなし”や”お土産の用意”までは手がまわっておらず、歯がゆい思いがありました。新しく”お菓子”という切り口を加え、観光要素を取り入れていく可能性が見えたように思います」

須坂市のおいしい果物をもっともっと多くの人に届けるために挑戦を続けるたかだ農園さん。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ご利用、ありがとうございました!

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