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ドラクエの日

 きょうは初代「ドラゴンクエスト」の発売日。ドラクエシリーズは累計で11作品発売している。一人のディレクターが関わっている作品がこんなに出るなんて奇跡だ。ライバルのファイナルファンタジーシリーズは途中でディレクターが交代した為、作品のテイストが変わった。ドラクエは作品のテイストが変わることなく、進化を続けている。ドラクエらしさってなんだろう。

 温もりのあるグラフィック、記憶にずっと残る最弱装備の「ひのきのぼう」や回復魔法の「ホイミ」と攻撃魔法の「メラ」そして、壮大な音楽。レベルを上げ続けていれば初心者でもクリアができる難易度設定。世相を反映した深いシナリオ。「人生はロールプレイングゲーム」という言葉がある。プレイヤーは物語の主人公になって、世界を脅かすラスボスと戦って世界を救う。こんな経験はゲームでなければ絶対に、味わえない。

 ドラクエの世界にどっぷりと入り、最初に戦うザコキャラ「スライム」と戦い経験値を積みレベルを上げ、新しい魔法や技を覚える。ゲーム内のルールを覚え、スキルを使い次のフィールドに行き新たな敵と戦う。その繰り返しをすることにより強くなる。新しい必殺技を覚えて試す瞬間はいつもドキドキしてたまらない。何もないところからはじめて、経験を積み成長すると次のドアが待っている。レベルを上げないと倒せないモンスターは、現実で抱えている問題と重なる。ドラクエ思考で考える、どう倒してやろうか。敵の弱点はなんだろう。try&errorを何度も何度も繰り返し、ようやく敵を倒す。その敵を倒すのには何年もかかるかもしれない。強敵を倒した後に得られる報酬や武器を手に入れて次の目的地に向かう。目的に迷ったら旅の初めに手にした地図を見たり、村人Aに助言を求める。
じぶんから行動しないとゲームが進まない、世界が止まる。おわる。これって人生に似ている。ドラクエをクリアすると、「人生はロールプレイングゲーム」という言葉の重みがわかる。

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