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オーストラリア旅行記(4)ブリスベンからケアンズへ

4月3日(月) 承前

 まずは両替だ。できる時に現地通貨を手にしておかなければ、この後困ることになるかもしれない(夜遅く着いたクアラルンプールでの苦い経験がある)。目に付いたATMでキャッシング。なんとか英語を読み解きながら操作するが、最後にエラー。何度かやってもエラー。カードを変えてもエラー。スマートフォンでやり方を検索して、それに従ってやってもエラー。
 仕方がないので、両替窓口へ行くと、「あそこにATMがあるから」みたいなことを言われる。うーん、諦めた。両替はケアンズでやろう。ケアンズも国際線の発着する空港であるが、これから乗る国内線のターミナルで両替できるかどうかはわからないので、この国際線ターミナルで両替したかったのだが…。
 気分転換に、空港駅を見に行く。ターミナルからは、道路を挟んで向かい側。神戸空港の新交通システムや、那覇空港のモノレールに似た感じだが、こちらは普通鉄道、かつ終点ではなく、国内線ターミナルまで線路が伸びる中間駅である。切符売り場の近くに係員らしき女性がおり、きょろきょろしていると話しかけられそうなので、ちょっとだけ見て国際線ターミナルに戻る。この鉄道には、5日後に乗る予定である。

国際線ターミナルと駅を結ぶ通路から。右の線路を奥に進むと国内線ターミナル。

 ケアンズ行きの国内線チェックインは、ここで行う。どの空港でもそうだったが、預ける荷物のラベルは自分で出力して貼る。ここでも少し迷ったが、何とかなった。カウンターでチェックインをすると、「出たところにいるバスに乗れ」という指示。
 ちょうどいるバスは満員になったところで、次のバスに乗る。乗車時間は結構長いと思ったが、記録を見ると7分間。天気が良く、緑と南国っぽい花が咲いており、シンガポールのチャンギ空港あたりに似た感じがする。
 国内線ターミナルについて、荷物検査の列へ。どの空港も同じように厳しめで、ズボンのベルトを外さなければならない。無事通過して搭乗口へ。ケアンズ行きQF708便が出るのは、円形に搭乗口が並んでいるところで、中心部分には軽食店がある。朝食は機内食で食べたし、ケアンズ行きでも何か出るはずなので、眺めるだけにしておくが、パイやサンドイッチが並んでいる。当分は、こんなものばかり食べることになるのだろう。
 登場開始。飛行機の前半と後半で通路が分かれ、後半の人は階段を降りる。降りると屋外。後半の人は、タラップを登って後ろの入り口から入るようだ。他の空港でもそうだったので、オーストラリアでは普通らしい。タラップは日本のものと違って屋根がないし、なんだか弱弱しい感じだった。

QF708便に搭乗


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