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効率悪いけど、それでも田舎道を30分歩いて出勤する理由

山梨の田舎へ単身引っ越してきて1ヶ月と半月。

家から仕事場へは3kmほどあって、電車でのアクセスが悪く、歩いたら30分以上もかかる。

それは嫌だ、絶対に自転車を買う必要がある。

そして無事自転車をゲットして通勤し始めて数日。

秋の山梨はあいにくの雨模様が続いて、自転車を使おうにも使えない。
しょうがないので傘をさして歩いて通勤する。

でも意外なことに片道3kmの道のりはそんなに苦じゃなかった。


「試しに晴れの日も歩いてみようかな」

「でもやっぱり時間がもったいないから歩いて行こうかな、せっかく自転車買ったし」

「ん〜どうしよ。でも一回歩いてみるか!」

損することが大嫌いな私はそんなプチ葛藤をした末、晴れの日に歩いて通勤してみることにした。

結局その日は往復1時間の田舎道を歩いた。

結果、歩くことをとても楽しんでいる自分に気付いた。


まず、朝のひんやりした空気を味わいながら歩く田舎の道はとても清々しい。

そして自転車や車では見逃してしまう山の緑の濃さや川の水の綺麗さを感じながら歩くことができる。

「今日はどんな1日にしようか」

「帰ったら何をしようか」

「今日の夜ご飯は何を作ろうか」

頭の中にある雑多なことを整理するのに朝の30分はちょうどいい時間だ。


効率や成果を重視して効率のいい生き方ばかりが目立っているけれど、

「心地いい」ことが私の生活では大事な価値観であることを改めて発見できた。

紅葉が見頃を迎えるこれからの時期が楽しみでしょうがない。




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