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【ワーママ】心をえぐる子どもの看病休暇。でも誰かに応援されたらまだ頑張れる。

4歳と6歳の息子を育てながら働く日々。

そんなバタバタの生活をなんとか回している私ですが、子どもの体調不良だけは予測不能。突然の発熱で「今日は仕事を休ませていただきます」と電話するたび、心がザワつきます。「また休むの?」なんて思われていないか、とか、実際に仕事がたまっていく現実とか。

先日も息子が熱を出してしまい、急遽休むことに。しかも、タイミングの悪いことに私が1人で講師を務める研修日の当日の朝でした。

急遽、ピンチヒッターとして同じ部署のおじさん(59歳)に変わってもらい仕事に穴は空きませんでしたが…

会社のみんなや先方に迷惑をかけてしまうことももちろん辛いのだけど、この日のためにたくさん時間をかけて準備してきたものが一瞬でパーになる絶望感。。

分かりやすく伝わるように何度も修正した資料も、スティーブ・ジョブズ並みに練習した話も、誰にも何にも届かない。

残るのは、

“また、大事な日に仕事ドタキャンしたな”

という私のひどい印象だけ。

ワーママしてきた4年間、これが何度あったか。
正直、本当に本当に心が削られます。
私がもっと真面目な人間だったら何度か病んでいたと思います。

どんなに子どもの体調管理を気をつけていても
病児保育を使っても
仕事に穴を開けないように努力したって
両立出来ないことはたくさんある。本当に。

そして家で看病している子供からは、容赦なくこき使われ仕事は休んでも私は休んでいない。

これもワーママの辛いところ。


翌日、職場に戻るときはちょっと気まずさを感じながら出勤しました。ところが、そんな私を見かねたのか、同じ部署のおじさんがニコニコしながら声をかけてくれたのです。

「お子さん大丈夫?看病で休むなんて気にしなくていいからね。僕たち夫婦は子どもがいないからさ、山野さんの応援するくらいしかできないよ。子どもを育てるって、日本の未来を育てるってことなんだから。仕事なんて誰にでもできるけど、育児は君にしかできないんだからさ。」

えぇぇ…泣ける…

この言葉に本当に心がほっと軽くなったんです。
いや、確かに仕事は「誰にでもできる」とは言い切れないけど、この子達の育児は間違いなく私しかできない。

私が思っているほど、私は私を責めなくても良いのかなと思えました。。

仕事と育児を頑張る皆さん、そして時々職場で「また休むのか…」と肩身の狭さを感じる皆さん。こういう人の優しさって、想像以上に救いになりますよね。

そして、自分もいつかあのおじさんみたいに、後輩たちにさりげなくエールを送れる人になりたいなぁ、なんて思うのでした。

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