育休中に経験した試練!次女の出産と長女の発熱で試された父親力!
中学校で社会科教員をしているやまはちです。年齢は31歳で教員は10年目になります。初任は小学校で5年間担任を行い、中学校に移動して5年目を迎えています。妻と2歳のかわいい子どもと一緒に生活しています。
第2子の妊娠判明をきっかけに、育休取得について真剣に検討するようになりました。ただ、自分の周りの男性教員で育休を取得した人はおらず、実際の体験を聞くことはできません。
育休に必要な手続きや報告、収入や保証の変化、育休中の生活などをnoteにまとめ、多くの人(特に男性教員で育休を検討している人)に知ってもらうことにつながればと思いました。
今回は、タイトルの通り次女の誕生と長女の発熱が同時に発生し、父親としての器をいきなり試されることになった件をまとめておきます。
(1)長女の発熱
今年から保育園に通い始めた長女。最初は親から離れるのをさみしがっていたものの、少しずつ慣れ始めていたところで予想どおり発熱。
集団で過ごすと風邪をもらってくるだろうと予想はしていたものの、40度近い高熱が出て、元気がなく、食事も水分もとることが出来ない状態の娘を目の当たりにすると正直かなり焦った。
小児科の発熱外来に電話したものの、発熱後24時間経たないと、検査ができないということで、1日家で様子を見ていたが、熱は上がる一方。本当に心配だった。
翌日、小児科を受診して検査をしたものの、感染症は陰性。複数の薬を処方してもらい帰宅したが、発熱とともに咳がひどく、喉があれているのが嫌なのか、少しおにぎりを食べたものの、飲み物もあまり口にせず。薬は拒否。
薬が飲めないので、苦しい状態が続き、ずっと泣いているか寝ているかという状態で、小さな体で風邪と戦う娘を見守ることしかできない状態が続く。
翌日も発熱が続いたため(3日目)、再び小児科へ。吸入をして咳が少し改善。おやつも口にできるようになったが、飲み物はリンゴジュースしか飲まないという謎のこだわりを発揮していた。
仕事してたら、出産間近の妻と、発熱で苦しむ娘のそばにいられなかったかと思うと、育休中でほんとによかった。
(2)次女の誕生
娘の発熱が続く中(3~4日目)、夜中に妻の陣痛が始まる。発熱中の娘がいるので、妻の母に送迎を依頼し産婦人科へ。そのまま入院となった。
ということは、ここから妻の退院までの約1週間ほぼワンオペで発熱中の長女の面倒を見なくてはいけないということに。
こういう時のために、食事の準備や保育園の準備、通院など一通りこなせるように準備してきたものの、1人で24時間×1週間も面倒を見るという責任が重くのしかかる…。
陣痛が順調に進めば、昼頃までには生まれそうということだったが、うちでは長女が発熱中。
途中で祖母に娘の面倒を見てもらい、一時的に病院に行くことができたが、陣痛に苦しむ妻に付き添うことが出来ず、出産に立ち会おうこともできなかった。
入院した日の夜の23時には、次女が誕生した。この日には、長女の発熱も落ち着き、少しずつご飯を食べられるようになってきていた。
妻の退院は5日後。正直、「5日間は長げ~!」と思った(笑)
(3)長女の回復と再発熱
4日目以降、発熱は治まってきたものの咳がひどく、食事も水分も最低限しかとらないような状態が続いていた。いつも大好きなメニューを出しても、拒否。水分もリンゴジュース以外拒否。
なかなか思い通りには動いてくれない。困った。一緒にご飯の準備をしてみたり、食事を出す順番やタイミングを工夫したり、せかすような声掛けを控えたり、試行錯誤を繰り返した。
少し散歩に出かけて、「明後日くらいから保育園に行けるといいな」と思っていた。妻の退院まであと4日。
5日目。咳が改善しなかったので、保育園には行かせられず(咳してる時の登園判断って難しいと思った。他の家どうしてんだろ?)。
再び小児科へ。元気になった長女は小児科でも元気。イスでじっとしているのもままならなず。再び吸入して、帰りに大好きなイチゴを購入。
このイチゴ購入は大正解で、いちごを食事の最初に出すと、今まで拒否してたおかずも少し食べてくれるようになった。飲み物を飲む量も増え、妻の入院する病院へお見舞いに行くこともできた。
久しぶりに母親に会って、初めは緊張した様子だったが少しずつ慣れて、家族の時間を過ごすことができた。妻の退院まであと3日。
発熱から6日目。朝体温を測ってみると、再び微熱が…。オーマイガー。保育園には行かせられない。家で様子を見ることに。昼頃には平熱に下がり、元気に一緒にご飯を作ったり、お昼寝をがっつりできた。
「そろそろ保育園に行きたい」とも言うように。お父さんも同じ気持ち。
明日こそは、保育園に行けるといいなと思いながら、6日目終了。退院まであと2日。
発熱から1週間の7日目。朝の体温は微熱。これじゃ保育園は無理。今日もお休みだ。発熱はあり、相変わらずわがまま前回であるものの、長女は元気で、食欲もあった。
この日は1日を通して、微熱が続く。いよいよ明日は、妻と次女が退院してくる。どんな生活になるのか未知数すぎる…。
(4)この1週間で学んだこと
この1週間で学んだことがいくつかあるので、まとめていく。
① 病気の幼児を1人で世話するのは大変
どこが痛くて、どんな状態か言葉で表現することが出来ない幼児が体調を崩すと、対応がすごく難しい。大人の「水分を取った方がいい」、「ご飯も食べられるだけ食べたほうがいい」という話も通らない。
2人いれば、2人で役割分担して対応できるが、1人ではできない。強く出て、娘が拒否して心を閉ざしてしまえば(「もう言うこと聞かない!」と思ってしまえば)、今までできていたこともできなくなる。
声かけのタイミングや言葉選びが非常に難しかった。
娘のタイミングまでじっくり待ち、適切なタイミングで適切な言葉をかけるというスキルは、これまでの教員としての経験が少し役に立ったかもしれない。
② 話し相手がいないのはつらい
妻が入院してからは、3歳の娘と2人で家にいた。話し相手は基本的に娘だけ。娘を独占できるというのはある意味幸せではあるのだが、大人と話せないのは思ったよりもストレスだった。
困っていることや今日のできごとを誰かと話すことで、ストレスが軽減されていたことを実感した。
一人暮らしの若手の先生が、遅くまで職員室に残っているのは、仕事が終わらないだけでなく、家に話し相手がいないからなのかもしれないと思った。
また、学校にかかってくる長電話にも、そういった背景があるのかもしれない(だからって、長電話がいいとは思わないけど)。
③ ごはん考えるのめちゃ大変だし1日が早い
1日3食、消化の良さや栄養バランス、食べてくれるかどうかを考えながらメニューを考えるのはめちゃ大変だった(特に最初のころの何も食べたくないモードの時は)。
毎日家でこれをやってくれていた妻に改めて感謝。
それに、家のことをやりながら長女と関わっていると、1日はマジで一瞬で終わる。体調悪いと目を離せないし。
やらなきゃいけないことがたくさんあって、娘の相手もしなきゃいけないし、自分のやりいことはほぼできない。人間的に器を試された感じ。
④ 病院に行くのも大変
体調の悪い娘を病院に連れていくのも大変だった。
インターネットで予約し、時間に間に合うように支度(これがなかなか思い通りの時間で準備が進まなかったりする)。向こうでは問診表を書いて、先生に病状を説明、処置の間は抱っこして、会計をおとなしく待たせる。
実際に1人で連れていくと大変。体調悪い子が来てるとこだからいろんなとこ触ってほしくないけど、そんなことお構いなしだし(笑)
⑤ 実家が近いのは助かる
うちは、自分の実家も妻の実家も比較的近く、何かあれば助けてくれる。
今回のような人手が必要だったり、外出難しかったりする場合は、実家が近いとすごく助かる。
妻を病院へ送ってもらったり、食料の買い出しをしてもらったり、両方の実家にすごく支えてもらった。
距離が遠いと、気持ちはあっても動きにくいと思うので、実家との距離が近いのはメリットだと実感。
⑥ 子どもかわいい
体調不良もあり、いつもよりもわがまま全開で、全然いうことを聞いてくれない状態の長女。でも、一緒に多くの時間を過ごせたことで、以前よりも愛おしさが増したと思う。
仕事しながらの育児では、どうしても寝る時間が気になり、いろいろなことをさっさと済ませていこうと考えてしまいがちなところがあったけど、仕事がない分じっくり娘に向かい合いこともできた。
時間にせかされず、娘のペースで過ごすと新たな気づきもあって、新鮮だった。
⑦ 育休取得してよかった
娘の発熱と出産が重なったのはたまたまではあるものの、育児休業をとっていなかったら、今頃は通常授業が始まる時期。
いきなり年休をたくさんとることは難しかっただろう。そういう意味でも、長女の初めての発熱が育休のタイミングと重なったのは、不幸中の幸いといえるかもしれない。
⑥で書いた通り、時間的にも心にも余裕のある状態だったからこそ、娘の発熱にも向き合えたと思う。仕事しながらだったらおかしくなってたかもしれん…。
経済的な余裕はあんまりないけどね!!
(4)まとめ
今回は、長女の発熱と次女の誕生のタイミングが重なってめっちゃ大変だったというお話でした。この1週間で父親としての器量やストレス耐性をめちゃくちゃ試された気分(笑)
いよいよ明日は、次女の退院。長女の再発熱は治まるのかドキドキです。
今後も気持ちの変化や、育児のことなどを記事にしていこうと思っているので、関心のある方はマガジンのフォローをお願いします。
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