山口ミリィ

ただの日記

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最近の記事

国葬のバブル世代

政治の話は難しくてよくわからない。けれど避けて通るのも違う。というわけで、今日は政治というか世の中について思っていることを、ちょっと斜めの視点から書こうと思う。 今の世の中は、バブル世代というか、バブル期を生きた人間の決定で回っている。私はゆとり世代なので景気の良かった頃を体験していないが、話には聞いているから、なんとなく思う。みんな「いかに自分が利益を得るか」と考えて意思決定しているのではないか?と。 あの頃の羽振りがよくてなにをしても楽しかった感覚を取り戻したい、若い頃

    • 見えてるところが全てじゃない

      数日前に荒れ果てた心が、まだ正常には戻っていない。子供と二人きりになると無性にイライラしたり不安になる。泣き喚くほど疲れ切っていたんだからしょうがない。けど、周りがそう思ってくれるわけでもない。 大人がもう一人いれば、自分が無理と思えば代わってもらえる。その安心感があるから、普通でいられる。ニコニコ笑って子供と接することもできる。 そうして元気な姿を見ると、普通の大人は「あぁ、元気になったな、普段通りに戻ったんだな」と思ってしまうのだ。でもそんなことない。状況が変わっている

      • 独身最後の買い物

        独身の頃、割と貯金はする方だったのでお財布にかなり余裕があった。車は結婚するときに男性が持っていたら売る運命になるので買わないし、自炊もしていて、趣味は編み物でそうお金のかかるものでもなく、服は少数精鋭・シンプルな物を長く使いたいタイプなので、大きな出費が少なかったのだ。あるとすれば会社の飲み代くらい。 さて、独身を捨て結婚する流れになったとき、私はこの貯金をある程度私のために使おうと決心した。そして大きな買い物の代表を一通り考えた結果、色石のついた指輪にしようと決めた。

        • エッセイはただの日記であってほしい

          あまり重たい読書はしたくないので、エッセイの書棚を久しぶりに覗いてびっくりした。自然なタイトルの本がひとつもない。 育児で疲れ果てていた。ストレスで爆発する寸前で、どうにか短時間で発散する必要があって、それ故に本を読むことを選択したのだった。そういうときに読む本は、恋愛小説でもミステリーでも時代物でもない、ただただシンプルなエッセイでありたかった。 しかし、目に入るのは説教くさかったり暗かったり長ったらしいタイトルばかり。ご時世柄、本のタイトルにも目的があるような素振りがな

        国葬のバブル世代

          優しさが切れた瞬間

          家にある私物を、いつでも持ち出せるような量まで減らしたいな。アレも持っていきたい。ソレもいるな。あっちのやつは持っていきたいけど嵩張るな。 そんなことを考えながら、チキンのバーガーを頬張る。あんまり味はしない。ただ空腹の胃に入れているだけだからどうだっていいのだ。 どうして家にある私物を減らしたいと思うんだろう。そうしたところで、自分が一番叶えたい「家族から優しくしてもらいたい」という願いが叶うわけではないのに。そうして考える。以前なにかの本にあったな。「死にたいのは、生きた

          優しさが切れた瞬間